１１月前期

『埋み火』
日明恩　講談社

読始１１／１　読了１１／７

コメント・・・
鎮火報の続編。
今回、大山雄大がぶつかるのは連続老人過失火事件。
年寄りが失火による火事で焼け死ぬのだが、その裏に隠された事実とは！
熱くてサスペンスなのだが、ちょっと暗いのが難。
面白さは十分だと思うけど。

『グイン・サーガ，１６』
栗本薫　ハヤカワ文庫ＪＡ

読始１１／８　読了１１／１０

コメント・・・
やっぱり「これ読まなかったっけ？」って心配になるほどのリプレイ。
モンゴールを落とし、占領軍が略奪を開始する。
血塗れの帝都。
そしてしばらく遅れてレムスとリンダがパロに帰り着く。
気ばかり焦るレムスはナリスの存在に暗い情念を燃やし、この先どうなるやら。
一方、クムに囚われたアムネリスは「ナリスならこうするだろう」という粘っこい態度をイメージしてただ流されるだけの状態を抜け出そうともがく。
だが主人公たるグインは次の巻まで姿を見せることは無く・・・（笑）

『鴨川ホルモー』
万城目学　産業編集センター

読始１１／１０　読了１１／１２

コメント・・・
もうさんざんテレビで映画ＣＭを見せ付けられたこの作品。
けど、まぁ、その映画は見てないんだけどね（爆）
京都の４つの大学でひそかに受け継がれている式神大戦競技「ホルモー」
新入生の安部がホルモーとそれを行うサークル、京大青龍会での恋愛や人間関係で悩んだりくじけたりする青春小説。
面白みもあるけど、まぁそこそこってレベルかなぁ。
ＴＶＣＭで見せ付けられたほどのバカバカしい感の爆発力は無い。

『大正野球娘。４』
神楽坂淳　

読始１１／１３　読了１１／１４

コメント・・・
大阪の女子校との野球の試合が近づいてくる。
そんな時、月映姉妹への後妻話が舞い込む。
相手は京都の呉服屋のおっさん。大正時代にはそういうこともあったのであるか。
そして姉妹もそのために作られたような人形なわけで。
だが、同じ野球部の軍師たちはその流れを許さなかった。
今度の大阪との試合で勝てば全てが上手く解決する。
その言葉を信じて彼女たちは懸命な練習に励むのであった。
試合は次巻。

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