11月後期

『指輪物語,1』『QED百人一首の呪』『グイン・サーガ,17』
『文章魔界道』『敵は海賊・短編版』


『指輪物語,1 旅の仲間 上1』
J・R・R・トールキン 瀬田貞二・田中明子:訳 評論社


読始11/16 読了11/18

コメント・・・
映画化でその名も知られたファンタジー、指輪物語。
何か邪悪なものが秘められた指輪を消滅させるためのたびに出るホビットたち。
一体彼らの前にどんな難関が待っているのか?
拙者は映画を見ていないから知らない(爆)

とりあえず他の訳を読んだことが無いんだけど、一部人名(というか家名)が和訳されていて戸惑った。
なんでだよw なにがしたいんだよ




『QED 百人一首の呪』
高田崇史 講談社文庫


読始11/19 読了11/25

コメント・・・
殺された社長は百人一首の札を握り締めて死んでいた。
札が指し示す犯人は一体誰なのか?
百人一首には特定の並べ方がありその並べ方を考えると言うパズルが専門家の間では人気があるらしいが、それを中心にした感じで殺人事件のほうはわりとオマケ?な推理小説。
なかなかに面白くはあるが5ページにわたり全歌並べられていたり、パズル部分でも短歌が連発してくるとちょっと読み飛ばすか、という気持ちにもなる。
パズルの結果はいいと思うけど、とりあえず疲れた。




『グイン・サーガ,17 三人の放浪者』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始11/26 読了11/28

コメント・・・
数冊にわたりリプレイを見せられ続けてウンザリしていたのだが・・・
新展開となりようやく落ち着いた。
まぁココまでの道のりは外伝として出ているのだが。
いや、もぉ、はっきり言ってとても面白くなった。
北国ケイロニアに辿り着き、自分の正体を探しながらも、さし当たって傭兵として身を落ち着けようとするグイン。
同行していたイシュトヴァーンもマリウスもそれなりに身の振り方を考え始める。
獣頭がすぐに馴染まれ人々に囲まれるグイン。
なにか、こう、これから「やってくれる」ってパワーが感じられる。
続きが楽しみだけど急いで読んでも完結しないからなぁ。
ダラダラと期待時間を楽しむようにするしかあるまい。




『文章魔界道』
鯨統一郎 祥伝社文庫


読始11/28 読了11/29

コメント・・・
何を思ったのか戯曲という形式で書かれた駄作。
戯曲だから駄作というわけではなく、ただ純粋に、どうでもいい作品。
かろうじて笑いどころが無いわけでもないが・・・バカバカしさで満ち溢れている。
本も内容もペラペラなので読破冊数を稼ぐには便利と言えよう。




『敵は海賊・短編版』
神林長平 ハヤカワ文庫JA


読始11/30 読了12/1

コメント・・・
まぁまぁ。
短編なせいで海賊課の刑事、ラテルとアプロの活躍シーンも控えめ。
それって誰だっけ?と最後まで思い出せなかった女海賊マーゴ・ジュティの話。 あるいは海賊神ヨウメイの昔話。まだ若くて甘かった頃の。これは貴重だ。
ラストはちゃっかり雪風とコラボした話。
というわけでシリーズを読み続けてる人にはまぁ楽しめるものになっているだろう。




トップに戻りたい
リストに戻る