12月前期
『七人の武器屋,3』・『ほら男爵 現代の冒険』・『指輪物語,2』
『グイン・サーガ,18』・『土剋水』
『七人の武器屋
天下一武器屋祭からの招待状!』
大楽絢太 富士見ファンタジア文庫
読始12/3 読了12/4
コメント・・・
七人の共同新人武器屋オーナーの店、エクスガリバー。
店のある町フラン。ここに数十年ぶりの大雪が降り(普段はフランなんつって)
店が潰れた
彼らは丁度送られてきた武器屋祭招待状に載っていた優勝賞金で店の立て直しを図る。
だが、それは簡単なものではなかった。
なにしろトラブル続きで試合会場に辿り着くまでで話が終わってしまうのだ。
以下次巻。
っていうか一巻の感想がこのサイト内のどこにも無くてあせっている。
適当にでっち上げなくては。
『ほら男爵 現代の冒険』
星新一 新潮文庫
読始12/5 読了12/8
コメント・・・
年末だし何かさくっと読み終われそうな本を〜
ってなワケで物理的に薄いモノの多い星新一を手に取る。
4つの中篇連作ではあるが、一応長編になるのかな。
ほら男爵の子孫である彼は、その血ゆえか旅に出るとさまざまな事件に巻き込まれる。
他人に語っても血筋ゆえに信じてもらえなさそうな物語に(笑)
比較的のんびりした感じの話でプラック度は低い。
まぁそれなりに良し。
『指輪物語,2 旅の仲間 上2』
J・R・R・トールキン 瀬田貞二・田中明子:訳 評論社
読始12/8 読了12/12
コメント・・・
主役のフロドはホビット族。
ずんぐりしてちっちゃくて、陽気なんだけどおっちょこちょい。
そんなホビットが4人旅をすれば「はじめてのおつかい」なみにドキドキハラハライライラになる。
命がかかっているというのに・・・
それでも謎の老人トム・ボンバディルや、ガンダルフの友人である野伏アラルゴン(なぜか馳夫と名乗っている。原文や他の訳は知らないが恐ろしいセンスだ・・・)などに助けられ旅を続ける。
あいかわらず頭をかきむしりたくなるような謎訳にアジャウジャと悲鳴を上げる。
ホビットの能天気さと相まって今後のシリーズを読むのは大変かもしれない(爆)
『グイン・サーガ,18 サイロンの悪霊』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始12/12 読了12/14
コメント・・・
豹頭のグインがウワサとなりケイロニア王と貴族たちの前に姿を現すこととなる。
みんなが驚く中シルヴィア王女だけは自分の世界で悲劇のヒロイン病を満喫している。
そしてグインを狙う様々な闇の魔法使いがサイロンに集結して・・・
それと戦う話は外伝で終わらせたのかな?
ともかく、グインが中心にいるだけでなぜかストーリーが面白い。不思議。続きにも期待。
『探偵小説のためのヴァリエイション「土剋水」』
古野まほろ 講談社ノベルス
読始12/15 読了12/19
コメント・・・
ヴァリエイションは変奏曲(とメモっておかないと忘れてしまうだろう
かるた名人の女子高生水里あかねに別称号の持ち主が挑戦してくる。
公式対戦歌龍戦。
会場たる温泉宿で殺人事件が起き、あかねは容疑者として逮捕される。
でもやっぱり別に殺人事件を持ってこなくても普通の青春小説的内容がほとんどなんだよなぁと思ってしまうアレ。
陰陽道とか出てくるけど別に事件はリアルだけで構成されているので問題は無い。
ちゃんと「ここまでで全部のヒントは出ました」のページもあるし。
それでもほとんどワカランのだけどね。
まぁぞなもしな世界を楽しめればそれだけでも十分だからいいよね、って感じ。
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