12月後期

『クリプトマスクの擬死工作』『獣の樹』『指輪物語,3』


『ソウルドロップ巡礼録 クリプトマスクの擬死工作』
上遠野浩平 ノンノベル


読始12/20 読了12/23

コメント・・・
過去にペイパーカットをモデルにした?映画が作られようとしていた。
これを見た者の生命と同じだけの価値のあるものを盗む
そして盗まれると人は死んでしまう。
まぁ、中には生命停止ではなく別人のようになってしまう・・・古い自分を亡くすだけの被害者もいるようだが。
ともかくそんな映画を作っていた故監督の関係者が映画の正体を追う。
そして同時にペイパーカットもそんな人間たちを観察していた。
結局何が何なのか分かったような分からないような話(爆)
もうずっと映画館には行ってないからなぁ・・・
嫌いじゃないけどまぁなんとなくね。




『獣の樹』
舞城王太郎 講談社ノベルス


読始12/24 読了12/28

コメント・・・
ナルオシリーズの一つ。
シリーズと言っても連作とかではなく、主人公が馬のたてがみの生えた少年ナルオであるというだけ。
いや、福井が舞台と言うのもお約束かな。作者の出身地か?
そして蛇を操るテロリストのボアダムズと喧嘩になるようなお話。
全体的にはいつものとおりのキチガイ小説。
他になんと言ったらいいかわからない。
俺の戦いはこれからだ、って感じで終わらないラストが物足りない。




『指輪物語,3 旅の仲間 下1』
J・R・R・トールキン 瀬田貞二・田中明子:訳 評論社


読始12/29 読了1/7

コメント・・・
闇の勢力から指輪を守るにはどうしたらいいのか。
裂け谷のエルフの館で色々な種族の代表が話し合い、指輪の持ち主であるフロドをメインに少人数の勇士が旅立つことになった。
ここからは日本的で無い展開かなぁ。
まだ敵と出会ってもいないのに苦戦する。
たとえば山。あるいは闇。
そんなものに道をふさがれて先に進まないとか、珍しいと言うべきか。
ところでまだキャラの名前と種族が一致しなかったりイメージが不足だったり。
本の頭に登場人物の項が無いのが不満かな。




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