11月前期

『自来也忍法帖』『妖人白山伯』
『グイン・サーガ,26』『手ごわいカモ』


『自来也忍法帖』
山田風太郎 文春ネスコ


読始11/1 読了11/4

コメント・・・
山風の本はアチコチの出版社が権利を取り合ってるのか投売りしてるのか、色々あって困るな。
きれいに並べられないじゃないか。
それはそれとして、江戸時代。
家斉の多すぎる子供の一人、33番目の子供石五郎は藤堂家の入り婿として押し付けられた。
嫌悪とお家の板ばさみになる鞠姫。
そしてお家を伊賀の血族で染めようとする企み。
白装束に覆面の謎の忍者自来也が鞠姫の前に現れて助けてくれるのだが。
忍法合戦としてはちょっと物足りないかな。
自来也とはナニモノなのかという一種推理的な要素を楽しませる本なのかもしれない。




『妖人白山モンブラン伯』
鹿島茂 講談社


読始11/5 読了11/10

コメント・・・
世事に疎いから良く分からないけど、事実を基にしたフィクションってやつかな?
江戸から明治に変わろうとする時代。
フランスと日本を股にかけて明治維新を起こしたといってもいい男。
主に下半身から篭絡して、口先だけで国を動かす。
古代中国の縦横家みたいなものだ。
詐欺師にも近いけど、一応客に利益が出るように立ち回ってその利益を大きくいただくだけだから商売の領域かなぁ。
商売人として見たら目指したくなる境地ではある。




『グイン・サーガ,26 白虹』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始11/11 読了11/12

コメント・・・
色々とようやく動き出す。
スカールに受けた傷の癒えたイシュトヴァーンは盗賊砦を捨て本気の国取りに向かって動き出す。
グインも将軍が病気で引き上げ自分が責任者となったことで王の意向を無視してユラニアへ向かって進軍を開始する。
さてさてこれからどうなるか。




『手ごわいカモ』
ピート・ハウトマン 訳:伏見威蕃 ミステリアス・プレス文庫


読始11/13 読了11/19

コメント・・・
海外の本のアオリにはどうして抱腹絶倒とか必笑とか書いてあるんだろう。
それともコレで笑えるのがアメリカン?
ミネソタステートフェスティバル。ミネソタ州祭り。
何があるのか良く分からないがとにかく食い物の屋台が大量に立ち並ぶここが舞台。
ここにバカやヤク中が集まり、これといって面白くも無い事件を巻き起こす。
実にこう、見所の無い話であった。




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