２月前期
『珍品堂主人』・『傷物語』・『グイン・サーガ，１８』
『スプライトシュピーゲル』・
『珍品堂主人』
井伏鱒二 中央文庫
読始２／１ 読了２／３
コメント・・・
井伏鱒二、まさか読むとは思わなかった（爆）
国語の教科書で名前だけは知っていたが。
本が薄くてタイトルに魅力を感じたのである。
元、学校教師だった加納夏麿は骨董狂いが高じて骨董売り買いを始めるようになったハゲ気味のオヤジ。
そんな彼の人情あるいは奸計の物語。
他人が偽物を掴めばウシシと笑って、自分が掴んだらそ知らぬ振りして他人に売り抜け。
アコギな世界である（笑）
拙者は実用品以外に興味ないからゲージュツに金は動かせないなぁ。
きっと鑑定団に出ることも永久に無いよ（爆）
『傷物語』
西尾維新 講談社ＢＯＸ
読始２／４ 読了２／７
コメント・・・
多分人気のある、アニメ化もした化物語の続編と言うかエピソードゼロと言うかそんな感じ。
高校二年が終わり春休みの間に起きた、阿良々木暦の物語。
彼は、吸血鬼に血を吸われた。いや、吸わせた。
そのせいで吸血鬼となり、吸血鬼ハンターと戦う羽目になる・・・
誰も幸せにならない最悪のお話・・・とか言ってるけど。
阿良々木は幸せすぎると思うよ。
『グイン・サーガ，１９ ノスフェラスの嵐』
栗本薫 ハヤカワ文庫ＪＡ
読始２／７ 読了２／９
コメント・・・
さて、場面は突然変わってそこはノスフェラス。
ノスフェラスを横断した魔導士カル・モルの文書を読んだアルゴスの黒太子スカールは少人数でノスフェラスの最奥を目指す。
過酷な環境の下、次々と沈んでいく部下たち。
スカール自身も何のためにこんなことをしているのか分からなくなる。
地獄の先に待つものは何か。
『スプライトシュピーゲルⅣ テンペスト』
冲方丁 富士見ファンタジア文庫
読始２／１１ 読了２／２０
コメント・・・
なんというか・・・こう、ジェットコースター。
最初にゆっくりと準備して、一気にスピードをつけてビュンビュンと走り狂う。
そんな感じの暴力的にイキオイのある展開。
道を見失ったり、やるべきことを見つけたり。
鼻の奥がツンとくるほど興奮する。
いやぁ、良かった。
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