7月前期
『幻視時代』・『指輪物語,9』・『あくび猫』
『バッカーノ!1931鈍行編』・『学校の階段,3』
『幻視時代』
西澤保彦 中央公論新社
読始7/2 読了7/4
コメント・・・
写真に写っていたのは死んだはずの同級生だった。
そこから後輩と出版社の人とで過去回想。
死亡事件の背後を妄想し明かす。
若き日のモニョるような恥ずかしい展開に本を閉じたくなるが、最後まで読めばナイスなオチが付く。
安心安心。
『指輪物語,9 王の帰還 下』
J・R・R・トールキン 瀬田貞二・田中明子:訳 評論社
読始7/5 読了7/8
コメント・・・
愚鈍な従者サムは主人を求めて右往左往。
イライラするけどコレが物語を盛り上げる技術だ(爆)
だがサムは愚鈍という属性があるからまだ良かったことに気付くことになる。
主人公のはずのフロドはもう死にかけた状態でヘロヘロと歩くだけ。
キャラというものを出すことすら出来ない、完全空気。
そんなどうしようもない2人が目指すのは指輪を溶かせるはずの滅びの谷の火口。
決着は意外と早くついて、その後の帰宅物語が長々と続く。
遠足は家に帰りつくまでが遠足ですと言った風。
だんだんといろいろなことが思い出されて、シンミリと泣けてくる。
で・・・まさかの一波乱。
魔王を倒した後にタヌキをしとめて終了とは締まらないような・・・(笑)
『あくび猫』
南條竹則 文藝春秋
読始7/9 読了7/12
コメント・・・
飲むのと食べるのが大好きなあくび先生の生活を飼い猫のチビが見守るだけの話。
これといった盛り上がりも無く、まぁそれなりに美味しそうな食べ物が出てくる。
なんにしても落ち着かないのが、チビはトラ猫なのにイラストカットが黒猫・・・
なに?影なの?影絵なの?
『バッカーノ!1931 鈍行編
The Grand Punk Railroad』
成田良悟 電撃文庫
読始7/12 読了7/14
コメント・・・
シカゴ発NY着の豪華列車、フライングプッシーフット号には偶然にも複数の列車強盗が乗り合わせていた・・・
殺人マニア、テロリスト、不良、そしてバカのアイザックとミリア。
殺したり殺されたり、さらにはレイルトレーサーという謎の化物までが殺しを始めた?
流血列車はどれだけの人を無事にNYに届けることが出来るのか。
『学校の階段,3』
櫂末高彰 ファミ通文庫
読始7/14 読了7/16
コメント・・・
夏だ。夏合宿だ。
教師の負担を減らす、複数の部活による集団合宿。
みんながハッスルする中、一人沈む天ヶ崎先輩。
テニスをしていた頃、心に受けた傷が開き、鬱っているようだ。
こういうときはどうすれば・・・
階段を走るしかないっ!
という話。
青春度は1巻と比べると下がり気味か?
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