9月前期

『嶽神忍風,二』『忍者ルネッサンス』『暗黒は我を蔽う,3』
『ゼロの使い魔,6』『からくりがたり』『ウエンカムイの爪』



『嶽神忍風,二 飛鳥の舞い』
長谷川卓 C☆ノベルス


読始9/1 読了9/2

コメント・・・
武田家の若君を連れて逃げ続ける蛇塚の多十。
彼の元に訪れるは、真田忍軍の生き残りサカキ。
生き残るわけにはいかず、しかも多十を倒しても許されぬ男。
命をぶつけ合った2人は分かり合い、共に旅をする。
あくまでも一時的だが。
そしてかすかにその気配を見せる武田の財宝。
一体どういうラストに持ち込むのか?




『忍者ルネッサンス』
倉阪鬼一郎 出版芸術社


読始9/3 読了9/5

コメント・・・
作者名から推理系かと思ったのだが、バカ小説。
本が売れずに伊賀の実家に逃げ戻った中年作家。
昔馴染みに誘われたのは、ニンジャ発展計画と伊賀の独立(笑)
さらには古い手裏剣からご先祖様が現れる。
忍者の中の最底辺を突き抜けて忍者と呼ぶのは不可能な忍者。
昔馴染みたちルネッサンス組は彼を利用して一発かまそうとするが・・・
やっぱりバカ小説(笑)




『暗黒は我を蔽う 夜の騎士』
朝松健 GA文庫


読始9/6 読了9/7

コメント・・・
狂天使ディメンタス最後の刺客は空白蟹。
マジカルシティを襲うメカはあらゆるものを吸収しつつ巨大化。
鋏やらハンマーやらドリルだのを生やしながら暴れまくるのだが・・・
イマイチ迫力に欠けるような気が。
いや、そうでもないか、逃走中に何人もの被害者が出てたっけ。
何か足りないんだけど、シリーズ最後ということで飲み込める。
つまらないとまでは行かないし。




『ゼロの使い魔,6 <贖罪の炎赤石ルビー>』
ヤマグチノボル MF文庫


読始9/8 読了9/10

コメント・・・
トリステイン女王アンリエッタはレコンキスタの本拠であるアルビオンへの侵略を決意。
ルイズの通う魔法学園の生徒も徴兵されて男子はほぼいなくなる。
虚無の魔法を使うルイズも友人である女王の依頼により出陣を決意し、親を説得するための里帰り。
そして戦争。
スチャラカなノリから一転してシリアスに。人が死んでいく。
そして裏で起きるもう一つの事件。
アニメで見ていたせいで衝撃は低いけど・・・




『からくりがたり』
西澤保彦 新潮社


読始9/10 読了9/13

コメント・・・
連作サスペンスとでも言えばいいのかな?
一人の女性が見かけた謎の男。印象は計測器。
様々な事件が色々なキャラの視点から描かれる。そしていつも現れる計測器。
結局のところ、なんだったのかなぁという感想しか出てこないストーリー(爆)
死者に飲まれるなってことかな。




『ウエンカムイの爪』
熊谷達也 集英社文庫


読始9/14 読了9/18

コメント・・・
カメラマン吉本がヒグマと出会った。
死を覚悟した彼の前に現れた謎の女性は不思議な技で熊を追い払った。
あれは一体なんだったのか。
その後キャンプ場の熊による学生惨殺事件が起こり、熊の研究所に取材に行くことになる。
そして・・・
熊の恐ろしさと美しさを描いた一本。
解説で阿刀田高大絶賛。
たしかに、良かった。




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