10月前期

『変人武士道(上)』『ペンネームの由来事典』『サンダーガール!3』
『妖怪(上)』『マイナークラブハウスは混戦状態』


『変人武士道(上)』
南條範夫 光文社時代小説文庫


読始10/1 読了10/3

コメント・・・
タイトルが魅力バツグン(笑)
変人だよ。武士道だよ。
そして変わり者の武士である。
白鳥大三郎。次男としてプラプラしていたが仕事が回って来たので登城する。
豪放磊落な彼は先輩と激突するが、その中の一人、一柳主税の策に破れ、友人付き合いを始める。
そんな二人がうっかりと藩の乗っ取り事件にかかわりあってしまったばかりに脱藩にまで発展する。
逃げる者追う者行き違う者。
実にワクワクな時代劇。




『ペンネームの由来事典』
紀田順一郎 東京堂出版


読始10/4 読了10/10

コメント・・・
明治から昭和初期、江戸時代に生まれた人もいるよ、という文豪たちの雅号筆名事典。
正直、名前だけは知ってるとか、名前すらも知らないレベルの人が多く
しかも雅号の由来が漢詩から来たとか言われてもイマイチ面白くない。
ある程度勉強にはなるけど、面白さとしてはイマイチ。




『サンダーガール!3 闇ノ宮』
鈴木鈴 電撃文庫


読始10/4 読了10/10

コメント・・・
上の本から開放されたせいかやたらと面白く感じた。
女子高生コントから始まる超能力バトル。
裏切りのスサノオ憑きはなぜそうなったのか。
元身内との悲しいバトル勃発。
最終戦に向けての準備ストーリー。




『妖怪(上)』
司馬遼太郎 講談社文庫


読始10/11 読了10/13

コメント・・・
源四郎は母親に六代将軍義教の種であると教えられて育ってきた。
母を亡くし、京に上ることに決めた源四郎は旅の途中、印地の大将(ヤクザの親分的存在)になろうと京を目指す男、腹大夫と出会う。
室町時代の混乱期に一花咲かせようとする源四郎の前に現れるのは幻術使い?
体が思うままになら無い自分に腹を立てつつ下巻に続く。
さすが司馬遼太郎と言いたくなる説得力系の一冊。




『マイナークラブハウスは混戦状態』
木地雅映子 ピュアフル文庫


読始10/15 読了10/16

コメント・・・
ついにクラブハウスの枠を超えて話が進む。
校長や、クラブハウス住人の友人とか。
まぁ、悩みを持たない人間などいないので誰でも主人公になれるのがこの話だ。




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