10月後期
『変人武士道(下)』・『四千万歩の男(三)』
『偽物語(下)』・『短編五芒星』
『変人武士道(下)』
南條範夫 光文社時代小説文庫
読始10/17 読了10/19
コメント・・・
変人武士道、変人なのは別に主人公コンビだけでなく、敵もである。
それだけに味方も敵も魅力的でストーリーが盛り上がる。
しかし全然知らなかったんだが仙石騒動という話がベースで、出石藩は兵庫辺りにあったと。
出石藩って全然聞いたことが無い、初耳の藩名だからオリジナルかと思ったよ。
そんなわけでラストがスカっと流された感じだが、非常に面白かった。
大満足。
『四千万歩の男(三)』
井上ひさし 講談社文庫
読始10/20 読了10/26
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今回は蝦夷からの帰り道。
さまざまな人に出会いながら。
そして江戸に帰り着いてからは幕府関係の面倒ごとに家庭の面倒ごと。
家に置き去りにした妻のお栄が、再び旅に出て地図作りをしたいという情熱を見せる忠敬に愛想を付かす。
まだ次があるかも確定していないのにピンチだ忠敬、っていうか地図作りが忙しくてそれどころではない。
困ったものである。
『偽物語(下)』
西尾維新 講談社BOX
読始10/29 読了10/30
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アニメを先に見てしまったので驚きの展開は完全に驚けない展開になってしまった。
そして、その驚愕の展開以外はほぼ全てがただの駄文であり、文字がダラダラと書き連ねてあるだけでコレといった見所は無い。
微妙にエロスがあるだけの、無駄な物語。
『短編五芒星』
舞城王太郎 講談社
読始10/31 読了11/1
コメント・・・
全体的には鬱・・・というかウンザリ系の物語。
ホラーではない。
心の闇、というか。
闇というほどでもなくて、澱みか?
まぁ読んで楽しい気分になるとは思えない。
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