2月前期
『カモ』・『パワードスーツ』・『チーム・バチスタの栄光(上)』
『チーム・バチスタの栄光(下)』・『ぬしさまへ』
『カモ ハードボイルド添乗員秋月浩二』
内山安雄 カッパノベルス
読始2/1 読了2/3
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まぁハードボイルドというほどカッコいい話ではないのだが、それなりに裏の業界ともつながりがあってなぁなぁで馴れ合ってる秋月。
日本から来た観光客相手に効率良く金離れを良くさせたり。
舞台はオシャレさは不足している東南アジアとか、そっち方面。
欲望全開のお客に振り回されつつも、いつの間にか相手のほうを振り回す?
そんな連作集。
まぁぼちぼち。
『パワードスーツ』
遠藤武文 講談社
読始2/5 読了2/8
コメント・・・
3つ以上の違う病気で通院したら年金を打ち切る、というスリーノックダウン制度が施行されるかもしれない世界。
大和健斗はパワードスーツのセールスをしていた。
衰えた体を動かす補助能力を持ったパワードスーツ。
だがその町では謎の老人連続失踪事件が発生していた。
大和が微妙な雰囲気の町を走り回りながら事件の謎に迫る。
いまいち、こう、破壊力に欠ける話だった。
開幕のスリーノックダウン制度という出落ちだった。
『チーム・バチスタの栄光(上)』
海堂尊 宝島社
読始2/9 読了2/11
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映画だかドラマかになった有名作品。
バチスタ、治療法を作った人名であり治療名となった。
拡張して縮まなくなった心臓の変異部分を切り取り、小さくしてしまおうという技。
そのバチスタで超絶成功率を誇る桐生先生が3連続の手術失敗。
何が起こったのか?窓際外来の田口は探偵役として手術に立ち会うことに。
成功、そして失敗。
何かがあるかもしれない。だが何もわからない。
前半戦はただの医療小説として、面白い。
メジャー作品として敬遠していたけど、やはりメジャーになるものにはそれだけの何かがあるってことだね。
『チーム・バチスタの栄光(下)』
海堂尊 宝島社
読始2/12 読了2/14
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そしてようやく登場(存在知らなかったけど)メイン探偵の白鳥。
名前の割にはゴキブリの印象を与える男(笑)
前回、田口医師が行った調書取りを元に、さらなるゆさぶりをかける。
手術失敗の原因はいずこに?
最後にページ余裕があったからひっくり返されるか?って心配したけど各種後始末だけで終わってホっとしつつも残念な気持ちが・・・
『ぬしさまへ』
畠中恵 新潮文庫
読始2/15 読了2/16
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長崎屋の病弱な跡取り一太郎。
今日も妖怪にお世話されつつ事件解決。
そんな感じの江戸時代若旦那探偵人情物短編集。
全体的に女性的な・・・優しさと引き換えにイキオイが不足している感じ。
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