3月前期

『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』『にぎやかな悪霊たち』『必然という名の偶然』
『破城仙女』『霧の訪問者』



『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』
中原昌也 河出文庫


読始3/1 読了3/2

コメント・・・
裏表紙のアオリにだまされた。
これを読んだらもう死んでもいい、とか20代の支持を受けた21世紀のための文学、とか。
実際は何を書きたいのかワケがわからないキチガイショートショートであった。
これが21世紀系だというのなら拙者は別に21世紀を理解できなくていいなぁ。




『にぎやかな悪霊たち』
都築道夫 講談社文庫


読始3/3 読了3/5

コメント・・・
オカルト雑誌に相談室を持っているのでちょくちょく怪事件に巻き込まれる心霊研究家(であって退魔師ではない)の出雲と、出版社の鶴来。




『必然という名の偶然』
西澤保彦 実業之日本社


読始3/5 読了3/8

コメント・・・
最近良く使われている舞台、櫃洗市物語。
登場人物はべつにカブってたりしないと思うけど・・・絶対とは言えないな。
ともかく、超能力の出てこない色々な事件をザックリ解決。
そんな連作集。
超能力が出てこない方の『いつもの』




『破城仙女』
宮本徳蔵 集英社


読始3/9 読了3/12

コメント・・・
城が取り壊されるのを遠くから眺めるトモノ様。
そしてその世話をしているらしいお仙ニョゴ。
南蛮の不思議な道具に囲まれている謎のジジイ、トモノ様とは一体何者・・・
って、まぁすぐにわかるんだけど。
現在と過去を往復するストーリー。
江戸時代の物語。
現在モードは城の取り壊されを見ているだけで動きが不足してイマイチかな。
過去は、まぁまぁ。




薬師寺涼子の怪奇事件簿 霧の訪問者』
田中芳樹 講談社ノベルス


読始3/13 読了3/16

コメント・・・
霧と共にやってくるわけでもなく、ちょうど軽井沢に霧が出たというだけで。
薬師寺涼子に強制的に休暇を取らされ軽井沢に連行された泉田。
そこに待っていたのはやっぱり不幸でした。
いつも通り、権力者のアレコレを茶化して、化け物的なものを登場させて、涼子が吹っ飛ばして終わる。
そんなラブコメ?(笑)




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