3月後期
『黒い季節』・『グイン・サーガ外伝,9』・『マヴラブ,4』
『天保謎解き帳』・『ゲームプログラミング練習帳』・『風流冷飯伝』
『黒い季節』
冲方丁 角川書店
読始3/17 読了3/20
コメント・・・
雰囲気の暗いオカルト系ファンタジー。
何かに追われて記憶を失った少年。が車の上に降って来て驚いた心に隙間を持つヤクザ。
人食い絵を回収する絵描きの息子、暴走するヤクザ、贖うために動く超能力者。
いろいろとグチャグチャして、黒いって言うか暗い感じを作り出します。
感想としては陰気だなぁ、程度にしか・・・
『グイン・サーガ外伝,9
マグノリアの海賊』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始3/21 読了3/23
コメント・・・
イシュトヴァーンの過去物語。
モンゴールの傭兵となる前の、若者を集めて海賊的な活動をしていた頃。
むしろここからどうやって傭兵になったのか気になるんだが。
ともかくマグノリアの花が咲き誇るダリアの島に入港。
そして・・・なんとなくダークでブラックな展開に流れるような気がしたんだけどそんなことはなかった。
ひたすらに陽のみ。陰は無し。
美男子イシュトヴァーンが何人かの女性を幸せにする。
作者が美形主義者だからね。顔がイイは正義(笑)
美形がそこに現れれば女性は幸せになるということである。うん、わかりやすい。
『マブラヴ,4 UNLIMITED 敗北』
北側寒囲 スーパーダッシュ文庫
読始3/24 読了3/25
コメント・・・
謎の宇宙生物と戦争中の世界になじんでしまった猛。
訓練生として、モトの世界では同級生だった連中とゲロ吐くような特訓に明け暮れる。
訓練の向こう側は命がけの戦いなのだからハンパな訓練ごっこじゃ話にならないのだ。
そして・・・
バッドエンドなのかな?
『戯作者滝沢馬琴 天保謎解き帳』
永井義男 祥伝社
読始3/26 読了3/28
コメント・・・
里見八犬伝の作者である滝沢馬琴が、晩年に視力を失い息子の嫁に口述筆記してもらっていた。
そんな時代だと思いねぇ。
下掃除の斧吉が持ち込んでくる不可解な話を聞き、安楽椅子探偵ならぬ座布団探偵馬琴先生がズバリと解き明かす。
こともあるかもしれない。
八犬伝の作者なだけに犬にかかわる三つの事件が登場する。
ところで下掃除っておどろくね。
ボットン便所に溜まった肥を片付ける、のではなく買わされて持って行く。
掃除人がお金を払うんだよ。肥料にするからって。ヒャア!
本編の謎度は低いです。
『PC&ケータイ ゲームプログラミング練習帳』
宍戸輝光 工学社
読始3/26 読了/
コメント・・・
ワリとイイ本なんじゃないかな。
と、序盤しか読む時間が無かったんだけど。
『風流冷飯伝』
米村圭伍 新潮文庫
読始3/29 読了4/1
コメント・・・
時は江戸。
将軍は家治で田沼は意次だった。
そんな時代に江戸の幇間である一八はなぜか讃岐に居た。
そして出会った地元の侍は冷や飯食い、つまり長男でない武家の息子、数馬
殿様が不思議な決め事をいくつか作っている風見藩。
数馬を道案内に一八は風見藩を見物するのだ。
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