4月前期
『四千万歩の男,1』・『きわめつき武侠小説指南』
『マルゴの調停人』・『空き家課まぼろし譚』
『四千万歩の男,1』
井上ひさし 講談社文庫
読始4/1 読了4/5
コメント・・・
タイトルだけで誰の物語なのか察して欲しい。
日本地図を歩測で作った偉大な男、伊能忠敬。
実に50代後半からの日本歩きはなぜ始まったのか。
そして波乱万丈な旅路が描かれる。
忠敬の微妙な性格のため、全力で思い入れはしにくいものの、旅の魅力は強いものがある。
面白いことは面白いのだ。
『きわめつき武侠小説指南
金庸ワールドを読み解く』
監修:岡崎由美 徳間書店
読始4/6 読了4/9
コメント・・・
金庸の武侠小説は全部読んだと思うから、とりあえずコレにも目を通すか、と。
金庸を読み金庸のとりことなったいろんな人たちの語りがまとめてある。
色々な作品を大雑把に流してあるけど「へぇそんな話だったか」ともう全然覚えてないのに驚く(笑)
各作品をまた読んでみたくなった。
『マルゴの調停人』
木下祥 C☆ノベルス
読始4/10 読了4/13
コメント・・・
アッチ向けの美形祭りかな。
ナマイキ系いきがり少年が思いつきでアルゼンチンで仕事中の父の元へ向かう。
そして出会う、舞台監督美少年にそのマネージャー的美青年。
ナマイキのケンは美少年イサに調停人になるセンスがあると言われるが。
それって一体なんなんだ?
ってな感じで若さゆえの自分勝手に暴れまわる面倒な話。
『空き家課まぼろし譚』
ほしおさなえ 講談社ノベルス
読始4/14 読了4/16
コメント・・・
水の都海市。
観光都市としてやっていくために街の景観を保ちたい。
古い家を壊してビルヂングなんかをポコポコ建てられちゃ困るってワケで、空き家の借り手を捜したりするそんな仕事が空き家課。
そこで働く無能な新人の間宮明が、職場見学で訪れた課長の娘の汀ちゃんに振り回されて、何とか仕事らしい仕事をしたような感じになる話。
街の雰囲気とかはいいんだけど・・・
主人公が居なければもっと良かった、とか思ったりする(笑)
トップに戻りたい
リストに戻る