5月前期

『サンダーガール!2』『姿三四郎,天の巻』『漂泊の牙』
『爆笑テストの珍回答500連発,3』『孤剣』『算法少女』


『サンダーガール! 2 牙ノ鳥』
鈴木鈴 電撃文庫


読始5/2 読了5/4

コメント・・・
雷の力が宿ってしまった女子高生、神野メイ。
まぁ能力だけだったらわからなかったかもしれないけど、タケミカズチには意思があるので。
そんなイヤな力と仕方なく付き合っていたメイだが、ハンパな態度のツケが来る。
だけど、まぁ・・・
アクション部分は少なかった気がするなぁ。




『姿三四郎 天の巻』
富田常雄 講談社大衆文学館


読始5/5 読了5/8

コメント・・・
どれくらいの年代まで通じるかはわからないが、有名な柔道物語。
いろいろと実在の人物・団体とは名前を変えてあるが(笑)
たとえば師匠である絋道館の矢野正五郎は講道館の嘉納治五郎だろう。
そんな感じの改変世界の中、三四郎は師匠の目標である柔道啓発のための戦士となる。
んー・・・なんか違うけどまぁいいか。




『漂泊の牙』
熊谷達也 集英社文庫


読始5/9 読了5/11

コメント・・・
海外で動物追跡の仕事でオオカミを追っていた男、城島郁夫。
だがそんな折、日本で妻がオオカミに食い殺された。
しかし日本のオオカミは絶滅したはずだが・・・
ともかく城島は妻の仇の獣を追うために日本に戻ってきた。
それだけでも十分に冒険小説なのだが、さらに出世を目指すギラギラした女テレビ人や第二被害者の麻薬売人を追う警察官が事件の匂いをかぎつけたり。
いろんな角度からサスペンスに話が進む。
非常に引き込まれる、迫力のある本だ。




『爆笑テストの珍解答500連発  vol3』
鉄人社


読始5/10 読了5/12

コメント・・・
梅雨にはどんな現象が起きますか?
梅干しが空から降ってくる

こんな感じの腹筋崩壊アンサーが乱れ撃ち。
マジネタか、作りネタかはどうでもいい。
とにかくヤバイくらい笑えるというだけで、この本は勝ち。最高!
教師ってのもモンスターペアレンツみたいなの相手にしててしんどいと思うけどこういうバカ解答で回復してればいいな。
コンビニで見つけて弁当の代わりに買っちゃった。




『孤剣』
大藪春彦 徳間文庫


読始5/13 読了5/14

コメント・・・
市川雷蔵主演の赤い手裏剣の原作であるらしい。
といっても市川雷蔵とか現代では伝わらないだろう。
拙者だって一時期の時代劇マニアの時代がなければ知らなかったよ。
浪人者の伊吹勘之助。荒れた町に行っては、さらに荒らす。
悪党のところに押しかけては用心棒の押し売り。
そして雇われた悪党とライバルの悪党、双方を叩き潰してガッポリ稼いで次の町へ向かう・・・
その行動は正義感から来るのではなく、おそらく金を溜め込んでいる悪党を相手にした方が楽に稼げるという目測あってのことだろう。
大悪が小悪を喰らうピカレスクロマン、かな?




『算法少女』
遠藤寛子 ちくま学芸文庫


読始5/14 読了5/15

コメント・・・
算術士の父を持つ少女が、ある算額の間違いを見つけた。
しかし少女であるがゆえにその能力を認められず。
それでも算術が好きだから。
江戸時代はガチで、こんな風に人生をかけるくらい算術趣味に溺れる人がいたって言うんだよねぇ。
テレビゲームとか無いから、問題を解いたり作ったりするのが、ある意味プログラム的な遊びと言えなくも無い。




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