6月後期
『つむじ風食堂の夜』・『グイン・サーガ,30』・『ビッグボーナス』
『戯言遣いとの関係』・『バラバラの名前』・『姿三四郎,地の巻』
『つむじ風食堂の夜』
吉田篤弘 ちくま文庫
読始6/16 読了6/17
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コレといって面白くない、かろうじて読めなくもないレベルの短編連作集。
心意気は小粋なビストロという安食堂に集まる面々。
かれらはおいしい食事をしながらくだらない話に盛り上がったり盛り上がらなかったりする。
地味、だな。
『グイン・サーガ,30 サイロンの豹頭将軍』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始6/17 読了6/18
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闇の司祭グラチウスとの精神対決が終了する。
そしてなぜか和やかな会話で別れる。和やかだったのはグラチウスの一方的なものかもしれないが。
だが、ユラニアとのさまざまな問題を解決して凱旋したグインに待っていたのは、ケイロニア王アキレウスからの処罰であった。
展開をうっすらと記憶していたのかな?
予想通りの展開が待っていた。
『ビッグボーナス』
ハセベバクシンオー 宝島社文庫
読始6/19 読了6/22
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ブラックストーリー。
カタカナで書いたら微妙にわかりづらい気がするんだが>タイトル。
てっきりたくさんの賞与をもらう話かと思ったら(どんなだよ)BIGボーナス。
パチスロの話だった。
必勝法の販売会社。電話やファックスでネタをお届け。
数十万のガセネタ!!を売りさばく。
二年間で4件の真ネタを扱ったとか(笑)
そんな情報会社に這い寄る怪しい雰囲気。
ヤクザが、弁護士が、なぜ?
このミステリーがすごいの優秀賞。イキオイはいいが、悪徳会社は好きじゃないな。
『零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係』
西尾維新 講談社ノベルス
読始6/23 読了6/25
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面白いかどうかというと全然。
内容もまぁ雑文だというだけで。
実にどうでもいい一殺、いや一冊。
『バラバラの名前』
清水義範 新潮文庫
読始6/26 読了6/27
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久しぶりに読む清水義範の短編集。
巻頭の表題作はモトネタを知らないので微妙ではあるが楽しめた。
そして最大の破壊力はモットー選定会議。
プシューと笑いが噴き出す程度に。
やっぱり笑える本っていいなぁ。
『姿三四郎 地の巻』
富田常雄 講談社大衆文学館
読始6/28 読了7/3
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表紙を見てむむむ、と思った。
快男児、しばらく聴かない言葉だ。なにしろ、一発変換されないくらいの言葉だorz
姿三四郎の性根はまさしく快なのであるが、現時点ではさまざまな悩みに暗雲雷雲立ち込めて、ジメジメと腐った感じだったりする。
故あって外国人ボクサーと戦い、師の判断を恐れ、何かを言われる前に自ら絋道館を飛び出す。
しかし、聴くことの無い言葉「すぱあら」
殴り合いとか試合とか言う意味だと思うが・・・
ingを付けるとスパーリングという誰でも聞いたことのある言葉になるんだけどね。
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