8月前期

『グイン・サーガ,31』『The MANZAI,3』『ルー=ガルー2』
『イリヤの空、UFOの夏,1』『マイナークラブハウスへようこそ!』『The MANZAI,4』
『【新釈】走れメロス』


『グイン・サーガ,31 ヤーンの日』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始8/1 読了8/2

コメント・・・
視点が切り替わってイシュトヴァーンの国取り物語が再開。
モンゴールに近付いたものの戦力がイマイチ不足。
国の占領隊を処理しきれなければ敵援軍に挟み撃ちを喰らう。
さて、どうしたものか。
一方、アリはなにか邪悪な作戦を練っている気配が・・・
いや裏切りじゃなくてイシュトヴァーンを王にするためならどんなことでもするという意味でね。




『The MANZAI,3』
あさのあつこ ピュアフル文庫


読始8/3 読了8/3

コメント・・・
あいかわらず悩める少年、瀬田歩。
学園祭で一度やっただけのマンザイが町に無駄に知られて、あちこちに隠れファンがいたりする。
今回もタイトルとは違って舞台の上でマンザイをすることはない。
あくまでも本筋は悩める少年少女。
好きな女の子に恋のライバル扱いされる悲しい物語なのだ。




『ルー=ガルー2 インクブスXスクブス』
京極夏彦 講談社


読始8/5 読了8/8

コメント・・・
前作は確か読者募集のアイデアだかお題だかを寄せ集めて作ったせいでまとまりにかけたような記憶が。
そんなキャラ達を再び動かした今作。
人同士のつながりの薄まった世界で生きる少女たちは、あの事件以来なんとなく人恋しくなった?
雛子が律子の元に持ってきた『毒』がトリガーとなって少女たちはまたとんでもない事件の渦中に巻き込まれる。
今回はスピーディーな展開が楽しかった。
オトナもがんばってるし。
サブタイトルは影が薄くて微妙だけど・・・、全体的には満足。
重っったいハードカバーで読んだけどあとがきを見たらノベル・文庫・電子書籍も同時に発売したらしい。
いいけどね。腕が鍛えられるし・・・




『イリヤの空、UFOの夏 その1』
秋山瑞人 電撃文庫


読始8/9 読了8/10

コメント・・・
冴えない男子中学生浅羽。
新聞部の夏季合宿(裏山に篭もってUFOを探す)明けに、夏休みの思い出作りとして深夜のプールに忍び込んだら知らない少女の先客が居た。
謎の少女Xとのちょっぴりヘンなラブコメディー。
ってなわけでまぁ基本的に変人の新聞部部長や、豪快なブラックメンが美味しい位置に居て、浅羽はふらふらしてるだけ(爆)
ちと物足りなかったかな。




『minor club house,1
マイナークラブハウスへようこそ!』
木地雅映子 ピュアフル文庫


読始8/12 読了8/13

コメント・・・
やはりというか、異端であることを気にしつつも普通にまぎれることのできない子供の物語。
今回はバレーボール部からはじき出された少女が古ぼけた建物に迷い込む。
そこは人数不足で活動費が出ないマイナークラブのクラブ塔として使われていた。
珍な人たちのたまり場でもあった。
自殺さえ考えていたバレー少女の内田は彼らに翻弄され死んでいる場合ではなくなる。
そして彼ら珍人それぞれの昔語り。




『The MANZAI,4』
あさのあつこ ピュアフル文庫


読始8/14 読了8/14

コメント・・・
もう説明するまでも無いのだが、漫才のシーンはほとんど無く、こんな感じの舞台をやったよ程度に触るだけ。
あくまでも漫才をやりたい秋本と漫才をやらされる瀬田との青春ストーリーなのだ。




『【新釈】走れメロス 他四篇』
森見登美彦 祥伝社


読始8/15 読了8/15

コメント・・・
いくつかの有名作品を自分の世界で書いたもの。
中でも表題作の走れメロスは大馬鹿で、腹を抱えて転がるレベル。
だけど多分、四畳半を読んでから手を出した方がいいのだろうなぁ。
そっちはアニメで見たからなんとなく雰囲気はつかめていたけど。
あまりにもキテレツな世界であると言わねばなるまいから。




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