9月後期

『TheMANZAI,5』『クラインの壷』
『達人山を下る』『運命の塔』



『TheMANZAI,5』
あさのあつこ ピュアフル文庫


読始9/17 読了9/19

コメント・・・
大晦日が過ぎ、除夜の鐘を聞いている歩のところに秋本がやってきた。
すっかり忘れていた初詣の予定。
みんなと神社に向かうが、いろいろと景気の悪い話が・・・
商店街が赤字とか倒産とか。
単純な青春ものなら、オレらが商店街で漫才ぶちかまして盛り上げてやるぜ。
みたいな事になるんだけどそんなことはなく、人生や恋について悩んでたりするだけ。




『クラインの壷』
岡嶋二人 新潮文庫


読始9/20 読了9/23

コメント・・・
クソアニメ大賞を取れるイキオイのソードアートオンラインのアンチが比較として出すことのあるこの本を読んでみることにした。
ゲームのシナリオを買ってくれたゲーム会社でバーチャルゲームをテストプレイする若者。
圧倒的な現実感に興奮していたが、5日目からトラブルが目立つようになってくる。
クラインの壷とはメビウスの輪の立体版で、表面がいつの間にか内側になっているという超次元形態らしい。
正直、形をイメージできない。最終的に底の抜けたただの筒のイメージになった(爆)
ようするにそういう展開で胡蝶の夢。
結論は出ないのでスッキリしない。




『達人山を下る』
室積光 中央公論社


読始9/24 読了9/25

コメント・・・
太平洋戦争が終わり、人生に絶望して42年ほど山に篭もっていた老人。
来るはずの孫娘がいつまでも来ないので心配になって山を降り店で借りた電話をかけたら、どうも誘拐されたらしい。
山本俊之は山を下り、東京へと向かった。
という開幕のオウム真理教事件をネタにした痛快小説。
達人の俊之がバッタバッタと全てをなぎ払うのだ。
そんな彼を見て同行していた若者たちはボンヤリと生きていただけの自分の人生から目覚めるオマケ付き。




『運命の塔』
深谷忠記 講談社ノベルス


読始9/26 読了9/30

コメント・・・
キングメーカーと呼ばれる大物政治家の孫が誘拐された。
しかしそれは本当の目的ではなく?
複雑に隠された人間関係。
大物政治家をオヤジと呼ぶ探偵が掘り返す真実とは。
という冒険推理小説。




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