10月後期

『グイン・サーガ,40』『悲鳴伝』
『戦う司書と荒縄の姫君』『学校の階段6』



『グイン・サーガ,40 アムネリアの罠』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始10/21 読了10/23

コメント・・・
時間は少し巻き戻ってリンダの結婚式直前くらいのケイロニア。
グインは皇女シルヴィアに振り回されていた。
並レベルの顔、少女としてまぁ並レベルのワガママな性格。
何がイイのかわからないがグインはシルヴィアが好きと言うことになっている。
そんな謎カップル(未満)の間に現れたのはダンス教師志望の妖艶美形エウリュピデス。
アルドナリスに匹敵する美形が企むのは?




『悲鳴伝』
西尾維新 講談社ノベルス


読始10/24 読了10/28

コメント・・・
じつにもう、何がなんだかという一冊。
ストーリーはあるけど内容は無いというのか。
内容はあるけど何も無い話というか。
地球の上げた悲鳴によって、世界の1/3が死んだ。
そんな世界、空々空そらからくう少年は異常なほど動じない性格ゆえにヒーローとして選ばれた。
そして未練を断ち切っておくために周囲の人間を皆殺しにされた。
彼は動じなかった。
ヒーローが倒すべき敵は、完全に人間に擬態しているゆえになんの特殊能力も無く、怪力も持たず、解剖しても人間と何の区別も付かず、自分が人間を滅ぼそうという意識も無く。
もしかしたらただの人間かもしれない者だった。
とにかく、ヒーローモノではなく、残念な少年の残念な物語。




『戦う司書と荒縄の姫君』
山形石雄 スーパーダッシュ文庫


読始10/29 読了10/30

コメント・・・
今回は司書見習いのノロティの物語。
無駄とも言える優しさで人を殺したくないと考えるノロティ。
世界のすべては私のものだから、みんなに笑っていて欲しいしみんなが笑っていれば私も幸せ。
実にステキな言葉であり、同時にバカな言葉でもある。
しかし開幕から展開は急展開で、最後の締めもグルングルンといった感じである。
まぁとにかく、続きを気にさせる一冊であると言えよう。




『学校の階段6』
櫂末高彰 ファミ通文庫


読始10/31 読了11/2

コメント・・・
なぜか突然心の張りを失い階段部を一時休部するほど気の抜けた缶バッチ。
そして謎の転校生御神楽あやめ。
彼女が生徒会長を目指すのには何か企みがありそうだが神庭はそんなこととは関係なく鬱を続ける。
なにか暗いストーリーが展開しそうな予感を無駄に残すだけで特にコレ一冊には見所の感じない通過エピソード。




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