11月前期
『オサキ江戸へ』・『太陽の塔』
『戦う司書と虚言者の宴』・『雲上都市の大冒険』
『もののけ本所深川事件帳 オサキ江戸へ』
高橋由太 宝島社文庫
読始11/ 読了11/5
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このミス大賞隠し玉。
オサキ狐に取り付かれた周吉が辿り着いたお江戸で献残屋の仕事をしていたら色々あって手近な問題を解決していたら事件の全部も解決してしまった。
という、まぁ別に事件帳というタイトルではあるが別に積極的に何かをしようとした話ではない。
登場人物たちになかなかの魅力はあるものの、それだけかな、と。
『太陽の塔』
森見登美彦 新潮社
読始11/6 読了11/8
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例によって、というか、まぁいつもの大馬鹿大学物語。
残念な大学生活を送ったものが読めば心をえぐられて死にたくなるような。
主人公はドコとなく作者に似た苗字のキャラ。
彼が自分と別れた彼女、水尾さんを観察研究する。
そして似たような馬鹿な友人連中と気勢を吐く。
憎きクリスマスを混乱に陥れるのだ。
有頂天の先か後かわからぬ話だが、偽叡山電車が街を走り回っているようだ。
困ったものである。
『戦う司書と虚言者の宴』
山形石雄 スーパーダッシュ文庫
読始11/11 読了11/13
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今回はなんだろう。
特定の誰かが主人公ではない、かな。
ひとまず落ち着いた司書たちが大騒ぎパーティー。
命のやり取りをしたいハミュッツは戦う相手を失いいじけていたが、一筋の希望。
敵になりうる存在を見守り、期待する。
そしてそれは天国を守るのか壊すのか。
気になる物語である。
『雲上都市の大冒険』
山口芳裕 東京創元社
読始11/14 読了11/17
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雲の上に開けた鉱山都市で起きた脱獄事件と殺人事件。
探偵と自称探偵と語り手たる弁護士。
時代は戦後復興期かな。
独特の雰囲気の中、事件の真相はいかに。
という感じで鮎川哲也賞受賞。
だが拙者は鮎川哲也を読んでいなかった。一冊くらい読んでおくか。
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