12月前期

『ラドウィンの冒険』『冬の巨人』『サムライエイジ2』
『バカとテストと召喚獣,4』『カラクリ荘の異人たち』『冲方丁のライトノベルの書き方講座』



『ラドウィンの冒険』
水藤朋彦 電撃文庫


読始12/1 読了12/3

コメント・・・
パッとしない。
具体的には、仕込みネタがバレバレで驚きが無い。
エニルのウザい感も好きになれないけどそれなりに意味のあるものだから仕方ないか。
ラドウィンのウジウジ感は読む気を減退させる効果がある。
意味ありげに出てきて出てきただけだった魔女のパウデカ辺りが一番いけてるかな(笑)
とにかくイマイチ、よりもう一段下で読まなくていい、かな。




『冬の巨人』
古橋秀之 徳間デュアル文庫


読始12/4 読了12/6

コメント・・・
雲と雪で太陽が隠れてから何百年も経った時代。
吹雪の中、教授と共に探索研究に出る少年オーリャ。
どこからどんな形の巨人が現れるかと思ったら、彼らの研究対象である街自体が巨人?
なんか、こう、不思議な雰囲気がいい感じなんだけど、そういうものがなぜそこにあるのかとか説明は特になされず、雰囲気だけだったのが少々消化不良に感じられる。
無理に理屈をつけてもそれはそれで残念になりかねないからいいんだけどね。




『サムライエイジ 乙女たちの初陣っ!』
みかづき紅月 徳間デュアル文庫


読始12/7 読了12/9

コメント・・・
剣の実力こそ正義という蘇芳学園の生活になんとなく慣れてきた三月弥。
中間考査も剣で決めるというバトルロイヤル。
若さゆえの過ちとか暴走とか、あるいは勝手に傷つき勝手に落ち込み、世界のすべてが自分の敵に回ったような気持ちになったり。
そんなごく普通の若者物語。




『バカとテストと召喚獣,4』
井上堅二 ファミ通文庫


読始12/10 読了12/11

コメント・・・
ラブラブにコメコメな物語。
島田美波にキスをされた吉井明久はクラスの男子たちに吊るし上げられていた。
そんな明久が思いを寄せる姫路瑞樹もショックにプルプルと震えていた。
鈍感でバカな明久がいつの間にか発揮した優しさで勝手に惚れられて多角関係なバカギャグ物語。
うん、ぶっちゃけそんなに優しいというよりは運がイイ程度にしか見えないところが難だな。




『カラクリ荘の異人たち
〜もしくは賽河原町奇談〜』
霜島ケイ GA文庫


読始12/12 読了12/13

コメント・・・
父親の再婚相手とどう馴染んでいいかわからない少年阿川太一は父親の勧めに乗って一人暮らしすることを決めた。
行き先は父親の知り合いの下宿。
だがその町は、妖怪だらけの妖怪タウンだった。

この人の本は何か読んだことがあるような気がするんだけどリストに無いところを見ると10年以上スルー状態か。
その割りにたいしていい印象は無かったんだけど、主人公がある程度残念なものの街の雰囲気とか回りのキャラクターたちが魅力的でグングン読めた。
イマイチな主人公だけど精神のブレが非常に小さく、何が起きてもあわてず平静なところは好感がある。
本来的には大慌てしないと話が盛り上がらなさそうだが(笑)
結果的に満足した。続きも読んでみたい。




『冲方丁のライトノベルの書き方講座』
冲方丁 宝島社文庫


読始12/14 読了12/16

コメント・・・
という感じのタイトルの小説も昨今では少なく無いパターンなので、はてどちらかなと。
まぁどっちでもいいやという気持ちで手に取った。
一応、講座本の方向性であった。
最初に書いてあったように、自分はこの本をこんな風に書いた、という実体験系。
参考になるようなならないような、どっちかというとならないかなぁ(爆)
しかし過去に読んだ本のプロットを見るだけでもなかなかにワクワクするものがある。




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