2月前期

『金剋木』『エイリアン虚空城』『グイン・サーガ,35』
『虚言少年』


『探偵小説のためのインヴェンション「金剋木」』
古野まほろ 講談社ノベルス


読始2/3 読了2/5

コメント・・・
殺人事件ならぬ殺吸血鬼事件発生。
吸血鬼が逃げ出せない陸の孤島。
そしてさまざまな吸血鬼ルールによって吸血鬼密室の中で殺吸血鬼事件が起きる。
小諸るいかと愉快な仲間たちは事件の推理と容疑者として動き回る。
木の犯罪を金のヒントが斬る、すなわち金剋木。
いや、わかんないよ!




『エイリアン虚空城』
菊地秀行 アサヒノベルス


読始2/6 読了2/8

コメント・・・
空を飛ぶ謎の巨大城。
ラピュタはあったんだ(爆)
いくつかの伝説をひとつにまとめた物語。
魔界医師と張り合えるレベルの医者の登場など。
なかなかにワクワク感。
しかし、開幕設定を読んでるとさすがに『アレ』だなぁと思わざるを得ない・・・
イキオイはあっていいんだけどね。




『グイン・サーガ,35 神の手』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始2/9 読了2/12

コメント・・・
クムの微妙な人数の軍勢にイシュトヴァーンは手勢を率いて防衛準備をしていた。
が、状況が動かず、しかも遊び相手がまわりに居なくて、かなりイライラしていた。
そろそろストレスが限界点の臨界点。
爆発しそうになるのだが・・・
どうもこれからどんどんイシュトヴァーンがダークになっていくらしいが。
困ったものである。




『虚言少年』
京極夏彦 


読始2/13 読了2/16

コメント・・・
京極だから手にとってはみたけど、なんかネガティブっぽいタイトルだなぁ、暗いのかなぁ。
と心配したのだが。
昭和50年前後の世界を舞台に、ちょっとヒネクレた感じの子供が子供らしく馬鹿な生活をするだけであった。
つまりオジいサンと同じく、コメディ系の笑える話。
いっそ小学校に置いて正しいヒネクレ方を身に付けるための教材にしてもらいたいくらいだ(笑)
自分は目立たない脇役その一という仮面をかぶって地味に生きようとする主人公の運命や如何に。
バカバカしくて良し。




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