2月後期

『忍びの国』『隻眼の少女』
『バカとテストと召喚獣』『イノセント・ゲリラの祝祭(上)』


『忍びの国』
和田竜 新潮社


読始2/16 読了2/20

コメント・・・
のぼうの城の作者の第二作。
のぼうの原題は忍ぶの城だったらしいので忍びという文字が好きなのかもしれない。
今回はストレートに伊賀の里の話。
金にがめつく、金のためだけに全力を出す伊賀忍者たちの里に攻め込むは織田信長の息子信雄。
しかしまぁ、どちらの陣営にもコレといって思い入れ出来ないのが難。




『隻眼の少女』
麻耶雄嵩 文藝春秋


読始2/21 読了2/24

コメント・・・
古びた温泉宿にやってきた失意の大学生、種田静馬は殺人事件に巻き込まれる。
同宿していた少女探偵(修行中)の御陵みかげの助手にされあたふたと動き回る。
という第一部と、18年後の第二部に分かれたミステリ小説。
積み上げたものをひっくり返す系の展開はいつも通りに届いてるかな?
スッキリはしない。




『バカとテストと召喚獣』
井上堅二 ファミ通文庫


読始2/25 読了2/26

コメント・・・
だいぶ前にアニメ化までされた作品。
テストの点数でクラス分けされる学園ヒエラルキー。
だが下克上によって設備を奪い取ることも可能なのだ。
最低のFクラスが一丸となりAクラスに勝負を挑む。
大体の話はアニメで見ていたから、コレといった感動はなかった。
アイキャッチでは短くて見えなかったテストの例題例回答の方が笑えたかも。




『イノセント・ゲリラの祝祭(上)』
海堂尊 宝島社


読始2/27 読了3/1

コメント・・・
やっちまった、って感じ?
バチスタ・シリーズとしては4作目なのだが、別作品が間に挟まってるらしい。
つまり読む順番をミスった。
とりあえず上巻は、死因究明の解剖率の低さを嘆き、官僚/政府がどんな態度でいるかを書いているのかな。
まぁ死体を調べたところでどこから金が出るわけでなし、経済学的には不審死でも解剖は無駄ということになるわけで。
国が上手く金を回す必要があるのだなぁと、勉強になる。
そして世の中のアレコレにイライラさせられる。
実に世界は不完全だなぁ、と。




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