3月後期
『メルカトルかく語りき』・『神様のラーメン』
『鹿男あおによし』・『グイン・サーガ,36』・『細菌No.731』
『メルカトルかく語りき』
麻耶雄嵩 講談社ノベルス
読始3/16 読了3/19
コメント・・・
翼ある闇で死んだメルカトル鮎だが、生きていた頃の活躍?を見せ付けている。
自称、銘探偵。
人間性は最悪(笑)
しかし、なんというか、推理小説ではなくメルカトル小説でしかない。
短編集だが前半はメルカトルの人間性くらいしか問題は無かったが、後半はもう推理小説の体裁すら捨てている。
なんじゃこりゃあと叫ぶこと請け合いというイキオイのヤバさ。
『神様のラーメン』
多紀ヒカル 左右社
読始3/20 読了3/22
コメント・・・
面白いかなぁと思わせておいてやっぱりそんなことは無かったと肩すかしを喰らわせる短編集。
食べ物の描写は美味しそうだけどね。
内容も全くつまらないというのではなく、面白くなるかなぁと思わせるところまではある。
が、あさっての方向に着陸するので、憮然となる。
『鹿男あおによし』
万城目学 幻冬舎
読始3/23 読了3/26
コメント・・・
ドラマだか映画だかになった作品。
奈良の女子高の臨時教師になった男が奈良名物の鹿に追い立てられ右往左往アタフタする話。
サンカクと呼ばれる秘宝を手に入れなければナマズが暴れて地震が起きる?
日本の運命を臨時教師が抱えるとはたまらん話である(爆)
『グイン・サーガ,36 剣の誓い』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始3/27 読了3/29
コメント・・・
将軍に祭り上げられながらも自由を失い鬱々としていたところに現れたのが昔なじみのカメロン提督。
義父的に慕わしい彼の登場でずいぶんと気が晴れるも、逃避行を約束したフロリーが姿を消してしまったことが今度は気になる。
一冊かけて一晩か二晩。なかなか進まない場面である。
『細菌No.731』
霧村悠康 だいわ文庫
読始3/30 読了4/2
コメント・・・
帝国日本軍が残した何か。
当時3つに分かった図面が一つに集まる時、ろくでもないことが起きる。
かもしれないし、人間の両親によってはステキなことになるかもしれない。
図面の持ち主関係者三方向から攻める感じの医療要素メインの冒険ミステリ?
この世界だとホームレスが司法解剖されている。
CT撮って、血液まで調べて。
結構儲かっている病院なのかな、なんて海堂尊を読んでいると思ってしまうわけだね。
トップに戻りたい
リストに戻る