4月後期
『爆撃聖徳太子』・『昆虫部』
『爆撃聖徳太子』
町井登志夫 ハルキノベルス
読始4/16 読了4/19
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架空古代戦記作家が、聖徳太子を書いた。
日没する処の天子、なんて文書を送るのはバカか。それとも宣戦布告か。
どう見てもキチガイな聖徳太子に振り回される小野妹子の苦労が描かれる。
増田こうすけの絵で見たかったかも(笑)
『昆虫部』
椙本孝思 幻冬舎
読始4/19 読了4/22
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人生なんて退屈だ。と悟ったようなことをうそぶく高校生、小栗。
なんか自分を見ているようでイヤだなぁ(爆)
そんな彼が廃部寸前の昆虫部に引きずり込まれて。
部長はなぜかクラスメイトのいじめられ五十嵐。
引きずり込んだのは先輩目当てに入部したもののふられてしまった女子、蛍。
彼らと居るうちに人生を少しは楽しめるようになったりもするが他人とかかわるせいで起きるすれ違いにイライラしたりもする。
まぁ人生というのはそんなもんだなぁという話。
『DIVE!!(下)』
森絵都 角川文庫
読始4/23 読了4/24
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高飛び込みというマイナースポーツの熱血青春ストーリー下巻。
弱気な知季、ワイルドな飛沫と来て、頑固熱血の要一の物語。
そして三人が挑む、オリンピック選考会の大会話。
満足感の高い熱さだった。
で、マンガ版で覚えている、色々描かれていた中国監督主導のアジアキャンプの話は
原作では「やりました」程度にしか書かれておらず中国人ライバルなんか登場しなかった(爆)
どちらにしてもそれはそれ、これはこれで楽しめるのは間違いない。
『バカとテストと召喚獣2』
井上堅二 ファミ通文庫
読始4/25 読了4/26
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学力格差によって低いレベルのクラスは設備までひどいことになっていく文月学園。
最近、姫路さんの体調が悪いようだし何とかしなくては。
とりあえず学園祭で稼いで教室の設備を何とかしよう。
と、奮闘する物語。
もう少しザックリ言うとバカな物語。
テストの点でステータスの伸びる召喚獣でバトルスタート。
見た目はチンピラなのに成績がいいみたいな常夏コンビをぶっ飛ばせ。
『有頂天家族』
森見登美彦 幻冬舎
読始4/27 読了4/30
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いかなるアホゥな家族が登場するのか?と身構えたが。
出てきたのはタヌキの家族であった。
京都は糺の森に住む、バケダヌキ。
気が向いたら変化して、人間界を楽しむ。
赤玉ポートワインをこよなく愛する師匠の天狗、赤玉先生が居たり、美人な人間に惚れてみたり。
楽しきことは良き事なり、阿呆の血のしらしむるところなり、という合言葉の中、幸せに暮らす。
毎年狸鍋を食べる金曜倶楽部にのみおびえながら、それでも能天気に自分は大丈夫だろうと思いながら。
楽しい物語である。
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