6月後期
『くうそうノンフィク日和』・『兄弟!尻が重い』
『ウルチモ・トルッコ』・『”文学少女”と繋がれた愚者』
『くうそうノンフィク日和』
小柳粒男 講談社BOX
読始6/18 読了6/21
コメント・・・
BOX大賞優秀賞、と言われてもフーンって思う程度の本。
・・・、で?っていうか。
なんだろ、淡々とわかるようなわからないような話を書きたかったのか。
わからないものとほど良い距離をとりながら分かろうとする駄青年がいいのか。
まぁどの辺に優秀さを感じるのか、よくわからない。
つまりセンスにズレがあって埋めようが無いのでどうしようもない。
ハズレを引いた、という感覚がしっくりくるのかな。
『兄弟!尻が重い』
山上龍彦 講談社文庫
読始6/22 読了6/25
コメント・・・
たつひこがひらがなだったら、がきデカの作者だなぁ。
と、思ったら当人だった。
基本的にギャグの短編集、なんだけど
ギャグのネタを掘り下げすぎて、骨の髄まで辿り着いてしまうとそれはむしろグロテスクなホラーになる。
まぁ山上たつひこマンガを笑って読めるならありなのかもしれない。
やり過ぎて笑えねーと思うならやめておいたほうが良かろう。
『ウルチモ・トルッコ
犯人はあなただ!』
深水黎一郎 講談社ノベルス
読始6/26 読了6/28
コメント・・・
作家の元に届いた手紙。
かつて無いアイデア。読後に読者が犯人は自分だ、と思うアイデアを買ってくれ。と
作家はどうするのか。
そもそも読者が自分が犯人だと思うトリックなど成立するのか。
まぁ・・・微妙というかギリギリセーフ、かな。
面白いってほどじゃなかった。
『”文学少女”と繋がれた愚者』
野村美月 ファミ通文庫
読始6/30 読了7/2
コメント・・・
1,2巻は なんとなく 読んでいたけど、今回は面白かった。
作品が面白かったのか、作品がリスペクトした武者小路実篤が面白かったのか、が問題だが(笑)
正しくあろうとする少年が正しくない正しさに縛られて身動きが苦しくなるお話。
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