2月後期
『極北クレイマー』・『特等添乗員αの難事件,2』
『カラクリ荘の異人たち,2』・『塩の街』
『極北クレイマー』
海堂尊 朝日新聞出版
読始2/16 読了2/18
コメント・・・
いろいろとうっとうしいクレーマーが登場するのかと思ったら特にそんなこともなく。
極北の地でダラダラと営業しているダメ病院での物語。
赤字体質でありながら現状に甘えた人々。
そんな病院に赴任して経費削減のため非常勤として雇われた今中。
絶望したりガッカリしたりしながら仕事をして、まぁバチスタシリーズの田口的ポジション?
ともかく、たった一つのクレイマー問題はそれほど大きい感じではなく、主に地方病院の問題提起的な一冊かな。
市民病院と市役所での予算の綱引き。まぁ色々と大変である。
『特等添乗員αの難事件U』
松岡圭祐 角川文庫
読始2/19 読了2/23
コメント・・・
添乗員の浅倉絢奈。
その場しのぎで磨かれた閃きの水平思考、ラテラルシンキングで問題を解決する。
そのかわり常識的な論理思考は苦手だからバカに見えることも良くある。
そんな絢奈がいろいろする、いってみれば生ぬるくご都合主義だけど読みやすく軽い本。
『カラクリ荘の異人たち,2
〜お月さんいくつ 十三ななつ〜』
霜島ケイ GA文庫
読始2/23 読了2/24
コメント・・・
妖怪世界に繋がる下宿、カラクリ荘に住むことになった阿川太一。
人間との付き合い方がわからず苦手な彼だが、妖怪や妖怪にかかわる下宿仲間とは上手くやれているようである。
そんな彼が、霊的トラブルに巻き込まれる中編二本。
開幕のほのぼのラブコメを通り過ぎたら、夕暮れ時のようななんとなく薄暗い感じのストーリー。
まだ主人公の心が暗めだからかな。
『塩の街 wish on my precious』
有川浩 電撃文庫
読始2/24 読了2/26
コメント・・・
なかなか読むチャンスのなかった一冊。
塩の隕石が降り注ぎ、人々は突然塩と化して死ぬようになった。
そんな世界で過ごす男と少女。
崩壊する世界に追い詰められる人たちを見ながら何を思うか。
キノみたいな出会い系かと思ったけど、中盤の客が来てからはアクティブに動くようになる。
まぁそうでないとなかなか一冊ではまとまらないものなぁ。
愛は世界を救わない一冊。
そうそう、イラストがキツイ(笑)
いたる絵とでも言いたくなる顔の色々なバランスに対して???って思ってしまう絵。
ラノベは表紙の印象が一番大事だから損してそう。
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