8月前期

『史上最強の大臣』『文学少女と慟哭の巡礼者』
『影執事マルクの迷走』『秘帖・源氏物語 翁』



『史上最強の大臣 THE CABINET 2
室積光 小学館


読始8/2 読了8/4

コメント・・・
北朝鮮の脅威を払った前作の外交問題にかかわった裏の内閣、二条政権は京に戻り静かにしていた。
静かに無駄なことを議論して頭の体操をしていた?
たとえば週4日制。月火水日が一週間。土日連休よりも細かい休みを挟むべきではという考えの下生まれた。
むむむ、と思ったけどテレビ局とか週刊雑誌は大変なことになるなw
そこに大阪知事が現れて、県の学力がイマイチ振るわないので何とかしてくれないか、と。
彼らは知事の思惑とは違う方向性で真の教育を実践してみようと動き始める。
教育の難しさ、そしてイヤミなまでに対立してくるアナウンサー。
新免教育大臣の信念に感動しろ。




『”文学少女”と慟哭の巡礼者パルミエーレ
野村美月 ファミ通文庫


読始8/5 読了8/6

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井上心葉のトラウマ。目の前で飛び降りた朝倉美羽。
その彼女が再び心葉の前に現れた。
友と、恋人?の間に立ちふさがり、悪意を撒き散らす。
銀河鉄道の夜でカンムパネルラは何を思うのか。
ダークな心の暗い系物語。




『影執事マルクの迷走』
手島史詞 富士見ファンタジア文庫


読始8/7 読了8/8

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というタイトルだが何かに引きずり込まれた夢空間的なものでエルミナがさまざまな過去を追体験する短編集である。
主にマルクの過去。
ラストはやりすぎ感があるけど、まぁおおむね面白いか。




『秘帖・源氏物語 翁−OKINA』
夢枕獏 角川文庫


読始8/11 読了8/14

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光源氏の妻である葵の君が倒れた。
なにやら怪しい雰囲気にもっと怪しい呪い師を探したところ、芦屋道満が見つかった。
薄笑いの貴公子と妖怪爺が京の町を巡り、事件の真実を探す。
スーパー光源氏の活躍である。




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