8月後期
『魔王さんちの勇者さま』・『胡蝶の失くし物』・『ホビット(上)』
『放課後の魔術師,2』・『びっくり王国大作戦』・『ホビット(下)』
『魔王さんちの勇者さま』
はむばね 徳間デュアル文庫
読始8/17 読了8/18
コメント・・・
誕生日を迎えた夜、父親に叩き起こされ「お前は勇者として魔王と戦うのだ」と言われた。
が、眠たくてそのまま寝てしまった。
目が覚めたらフル装備で魔王の前に立っていた。
突然すぎてわけがわからず、そしてやる気がなかった彼は魔王に降伏。
魔王の部下として魔王の娘のお世話係に。
だが勇者がいなくなっても魔王を狙う勇者的な存在は絶えず・・・
『僕僕先生 胡蝶の失くし物』
仁木英之 新潮社
読始8/19 読了8/20
コメント・・・
胡蝶というとなんとなく女性的なイメージがあるが、血の臭いも強い暗殺集団だったりする。
僕僕先生を狙う殺し屋が標的の旅を追いかける、短編集。
追われても別にどうということもなくゆるゆると旅する僕僕一行。
それどころか暗殺者も連れて旅を続けるか。
『ホビット ゆきてかえりし物語(上)』
J・R・R・トールキン 山本史郎:訳 原書房
読始8/21 読了8/23
コメント・・・
一部の人には言わずと知れた、指輪物語のエピソード0。
昔見かけたのはホビットの冒険ってタイトルだったような気もするけど、まぁ原題を知らないのでなんともいえないな。
とりあえず中年ホビットのビルボ・バギンズが魔法使いのガンダルフに巻き込まれてドワーフたちのドラゴン退治に出かけてしまう話。
序盤のドタバタ騒ぎは笑える。
中盤はゲームみたいなRPGと違ってひたすら逃げ回るような展開ばかりなので日本製ファンタジー慣れしてる人には合わないかな。
しかし、ビルボの役どころである『押し入り』ってのは何とか表現の仕様が無かったのだろうか。
グループSNEあたりが訳していたらもう少しゲーマー心をくすぐるような訳があったのではないだろうかと。
『放課後の魔術師,2
シャットダウン・クライシス』
土屋つかさ 角川スニーカー文庫
読始8/24 読了8/25
コメント・・・
1巻を読んだのが2年くらい前だからイマイチ覚えてなかった。
先生は自分と同じ年で魔法使いの秋津安芸。
自分にも魔法使いの血が流れていることを知った女子高生、播機遙
助けてもらった時に先生に惚れたんだっけ?
今は一緒にいる時間を作るために魔法の練習中だが結果はイマイチ。
そんな生活を送っている二人の学校に、闇の魔術組織、鴉が襲い掛かる。
魔法を無関係の生徒に見せないための防災シャッターが閉まる。で、タイトルである。
『びっくり王国大作戦』
友成純一 扶桑社文庫
読始8/26 読了8/28
コメント・・・
友成純一は一冊か二冊読んだことがあるような気がするが・・・サイト立ち上げ前の話だったかな。
コレは本領であるグロとかそういうものではなく、キネマ旬報コラムの加筆修正再編集である。
その割りに映画について語る部分は結構少なく、アニメとか趣味の話ばっかりだったりする。
むしろうる星やつらについて熱く語られた本と言ってもいい(笑)
『ホビット ゆきてかえりし物語(下)』
J・R・R・トールキン 山本史郎:訳 原書房
読始8/31 読了9/3
コメント・・・
一部の人には言わずと知れた、指輪物語のエピソード0。
ドラゴンに奪われたドワーフの城と宝を取り返すべく、13人のドワーフと一人のホビット。そして時々魔法使いが。
ドラゴンとの決着は超展開すぎて日本では自費出版でもしないと編集部に止められそうなものである(笑)
さらにそれで終わってめでたしめでたしで締めくくられないのがまた。
そんな感じで面白かったかなぁ?と首をひねってしまうのだが満足感は確かにあった。
そして前巻で文句を付けた「押し入り」だが、言葉の選択についての解説が訳者注にあった。
なるべく悪く下品な表現でバーグラー『強盗』を訳したかったようだ。
作中ではそうは見えないけど、一応名門の出であるビルボをそういうことに面白みがあるわけで。
なるほどそうかと思いつつも、いやしかしこの言葉はすっきりしないなぁと思ってしまう。
トップに戻りたい
リストに戻る