10月後期
『小太郎の左腕』・『アリアドネの弾丸』・『夏期限定トロピカルパフェ事件』
『オサキ鰻大食い合戦へ』・『キノの旅,7』・『終物語(上)』
『小太郎の左腕』
和田竜 小学館
読始10/17 読了10/19
コメント・・・
小太郎って何だろう?風魔忍者かな?
左腕ってことはその忍者の大将の部下か?
って思ったらそんなことはなく、猟師の息子の小太郎の話であった。
時代は1556年。種子島が伝来してしばらくくらいらしい。
群雄割拠して力ある地主は徒党を組んで戦争をしていた。
この戦場にも二人の勇士が登場して、実に爽やかにスカっとした戦争を見せてくれるのでこの戦場に立ちたいと思ってしまうのが困りもの。
ただ小太郎をめぐるあれこれはドロっとしていてイマイチすっきりできない。
『アリアドネの弾丸』
海堂尊 宝島社
読始10/20 読了10/22
コメント・・・
うっかり読み飛ばしたコレが図書館にあったので急いで読むことにした。
AIセンター設立の下準備期間。
MRIの搬入技術者が死んでいた。
そして次は院長が手に銃を持ったまま元警察庁の長官の銃殺死体の前で捕まった?
様々な思惑によりAIセンター設立の妨害が行われ、田口がオロオロして白鳥がカリカリする。
一体ここで何が起きているのか。
やっぱり病院っていまいち信用しにくい世界だなぁと思ってしまう一冊。
『夏期限定トロピカルパフェ事件』
米澤穂信 創元推理文庫
読始10/23 読了10/24
コメント・・・
小市民になり切れずに、魂の赴くままに生きてしまう二人の物語。
小鳩は推理に。小佐内は反撃に。
夏休みいっぱい、甘いものを食べ続けてもそれでは満たされないのが若さであった。
困ったものである。
『もののけ本所深川事件帖 オサキ鰻大食い合戦へ』
高橋由太 宝島社文庫
読始10/25 読了10/26
コメント・・・
深川名物はドジョウかと思っていたが、当時はウナギも取れていたのか。
深川の人間が全力を出す大食い大会は、賞金も多いが宣伝広告としての一面もあり、一位になれば商売繁盛間違いなしというものである。
そして主人公は雇われ先の献残屋鴨屋でトラブルがあって賞金狙いで出場することに。
だが本人が大食いなわけではなく、取り憑いているオサキが居れば無制限に食べれるというイカサマくさいものであった。
その頃、深川では狐火小火が起きていた?
狐火。狐の火。だが、お江戸には家康公直々に火災対策を頼まれた紅色狐ベニ様がいるはずなのだが。
鰻は美味しそうなのだが、保温技術が無いためにいろいろ残念になってしまう困った話である。
その解決法がオチ。
それよりも火事の物語だからって本に焼け焦げを作るアホって何なのかね。
灰はなかったからタバコじゃないと思うけど、ハンダごてかなんか、かな・・・
『キノの旅Z the Beautiful World』
時雨沢恵一 電撃文庫
読始10/27 読了10/28
コメント・・・
相変わらず、イカレた感じの国を旅して回るキノ。
つまり、いつもの。
だけどシズの旅とかししょうの旅?とかあるのでいつものだけということもないか。
ブラックジョークのショートショート。じつに、ジャンル的に珍種である。
今回は、まぁそれなりに好きな方向性の話だったかな。
『終物語(上)』
西尾維新 講談社BOX
読始10/29 読了11/1
コメント・・・
終わりなのはもしかしたら作品自体っていうか、むしろ早く終わった方がいいんじゃないかって感じではある。
阿良々木を一方的に敵視する老倉育(女子)って書かないと性別がわからないな。
いや、このシリーズは基本的に阿良々木ハーレムだから高い蓋然性で女子しか出て来ないんだよな(笑)。
忍野メメや貝木が貴重な珍種か。
そんな、ある理由で登校拒否をしていた老倉と阿良々木の忘れ去られた過去の話。
まぁ・・・あとから作られた話なのだろうから覚えていないのも当然なのかな(メタ発言
ちょうどアニメ放送と同時に読むことに。
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