7月後期

『狼と香辛料,6』『万能鑑定士Qの事件簿,2』
『セーラー服と黙示録』『クロノ・モザイク』



『狼と香辛料Y』
支倉凍砂 電撃文庫


読始7/17 読了7/20

コメント・・・
今回は仕事らしい仕事はちょっとお休み。
騙してくれた相手を追っての川くだり。
といっても相手にそれほど恨みがあるわけではなく、ただロレンスとホロが旅の終わりを恐れて遠回りするための口実といえる旅。
気のいい船長と、賢い少年と出会う。
そしてホロの故郷に近い土地での話も聞けて。
起きた事件は、ま、せいぜいが夫婦喧嘩のトラブルだけだな。




『万能鑑定士Qの事件簿U』
松岡圭祐 角川文庫


読始7/22 読了7/24

コメント・・・
どう鑑定しても見破れない偽札が作られた?
インフレで混乱する日本。
海外との取引も出来ず、状況が悪化していく中で凛田莉子は犯人探しの旅をする。
ヒントは故郷の沖縄に?
謎の力士シールと共に全ての謎が解かれる。
元オバカ、今はスーパーガールな物語。




『セーラー服と黙示録』
古野まほろ 角川書店


読始7/22 読了7/26

コメント・・・
三河湾に浮かぶ孤島、学生島、聖アリスガワ女学校。
しかしそこは日本ではなくバチカン市国領である世界だ。
そんなカトリック系ミッションスクールの生徒たちは通常の授業だけで無く探偵士を目指す授業も受けている。
いつものように独自世界観の青春学園物語が進み、それだけでも楽しめるのにどうしても殺人事件が起こり、愛すべきキャラが死んでしまう。
古野まほろの妹?古野みづきや、その他女学生が事件の真相を探偵する。




『クロノ・モザイク』
二階堂黎人 文藝春秋


読始7/27 読了8/1

コメント・・・
人は死ぬけどグログロスプラッタな事件ではない。
むしろメインは殺人事件ではなく、精神だけが未来に飛ぶようになった主人公だろう。
そう、タイムジャンプしながら色々あがくSF的ストーリーである。
ミッシングリンクなんかは、推理情報としては無理がありすぎると思う。




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