8月前期
『えいびあん先生事件控』・『グイン・サーガ,55』・『土井徹先生の診療事件簿』
『僕は友達が少ない,4』・『真田十忍抄』
『えいびあん先生事件控』
永井義男 学研文庫
読始8/2 読了8/4
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タイトル的に南蛮人のエビアン先生が探偵をするのかと思ったらそんなことは無く、荘子の言葉から取った曳尾庵なのだった。
さらに、探偵もほとんど行わず、板橋の宿で起きた事件を書き留めているだけかもしれない。
そうしてみるとタイトル通りの本なのか。
『グイン・サーガ,55 ゴーラの一番長い日』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始8/5 読了8/7
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ついにイシュトヴァーンが戦場に解き放たれる。
攻めてくるのはクムのタリオ大公。
愛する三男の敵を討つべく、長男・イシュト連合軍に襲い掛かるのだった。
イシュトの軍は、信頼できる少数の親衛隊らとイマイチ頼りにならない現地のユラニア軍。
無勢を率いて血まみれになって戦う姿は、作者ノリノリって感じである。
愛されキャラなので負ける心配はないね。
アリという毒虫が背中に張り付いてはいるんだけど。
『土井徹先生の診療事件簿』
五十嵐貴久 幻冬舎
読始8/8 読了8/10
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立派な父親のせいで上にも下にも置かない扱いをされる新人婦警にして副署長の立花令子。
副署長室でヒマをもてあましているのだが、ひとたび事件が起きると・・・
仲良くなった獣医のじいさんに相談して解決してもらうのであった(ダメじゃん
なんか次回へのヒキっぽくおわってスッキリしないんだけど、続編は出てるのかな?
『僕は友達が少ない,4』
平坂読 MF文庫
読始8/11 読了8/12
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夏休みが終わって、髪を切った夜空を見て幼馴染のタカだと気付いた小鷹。
だけどそんな話は引きずらずに、表紙にも出てきたアホで子供でシスターで先生のマリアの話が中心。
小鷹の家に押しかけてきたり、妹とケンカしてみたり。
小鷹は子守りで忙しくて友達を作ることなどできないのであった。子守りが無くてもできないのであった。
『真田十忍抄』
菊地秀行 実業之日本社
読始8/13 読了8/15
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真田十勇士を菊地秀行テイストで。
だがのんびり連載しすぎたせいで途中終了。
真田軍は大坂夏の陣に行くことができないのであった(爆)
だから、勇士を集めてさぁ行くぞって感じか。
勇士集めと、山田風太郎的な忍法争い。ま、そこそこに楽しめる。
けど猿飛佐助が糸使いという設定。
時代ものじゃなくてせつらモノを一冊書けばよかったのに、と思わなくもない。
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