9月後期

『ヴァルトラウテさんの婚活事情』『漱石先生大いに悩む』
『神様のメモ帳』『明治ドラキュラ伝,1』


『ヴァルトラウテさんの婚活事情』
鎌池和馬 電撃文庫


読始9/19 読了9/21

コメント・・・
とある魔術の作者の本。
を、一冊も読まぬまま、全く関係のないこの本が一冊目になるとは思わなかった。
ヴァルトラウテさんはワルキューレ九姉妹の四番目。
ある日、少年との賭けに負けて結婚することになった。
少年が少年過ぎて子供みたいなんだが。15才設定だったっけ?
まぁ、ともかく、テキトーで軽い、北欧神話をベースにしたラブコメである。
深い何かがあるわけでもなく、あらすじだけで本質がすべて語れてしまうということだな。




『漱石先生大いに悩む』
清水義範 小学館


読始9/21 読了9/24

コメント・・・
友人に頼まれて古い手紙を調べていたら、どうやら夏目漱石のものらしいということで始まる。
古手紙の解読。そして夏目漱石の生きた時代の舞台。
それぞれの章が交互に攻めてくる。
国費で海外留学までしたのにその才能、知識が認められず、薄給の教師として生活しているストレスを妻にぶつけてみたり。
ようやく吾輩は猫であるで世間に認められウキウキだったりする漱石。
なるほどそういう背景も持っていたのか、と思うところもあるけどまぁその程度かな。




『神様のメモ帳』
杉井光 電撃文庫


読始9/25 読了9/27

コメント・・・
昔、アニメ化もした作品をいまさら読む。
人付き合いが苦手な藤島鳴海。
クラスメイトの彩夏に部員が一人の園芸部に引きずり込まれ、バイト先のラーメン屋に連れていかれればニート軍団に『こっち来い』のオーラを出されてしまう。
さらにニート探偵を自称する引きこもりネット少女アリスに助手扱いされて、ここまでだったらギャグ系で済むのだが・・・
町には麻薬が出回り、知り合いが死ぬような目に遭ったとなれば不幸のストーリーである。
周りに流されたり、自分から流れに乗ったりしながら事件を追う鳴海。
人付き合いが嫌だとか言っている場合ではなくなったのである。




『明治ドラキュラ伝,1』
菊地秀行


読始9/28 読了9/29

コメント・・・
明治の日本にドラキュラがやってきた。
対するは剣士、水無月大吾。そして加納治五郎と西郷四朗も。
ドラキュラが日本に来た理由とは。
そして、若き武術家が吸血鬼化による強化という誘惑に耐えられるか。
そんな話。
相変わらず作者はドラキュラが好きだなぁと。そういう話でもある。




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