1月前期

『秋季限定栗きんとん事件,上』『秋季限定栗きんとん事件,下』『医学のたまご』
『氷菓』『万能鑑定士Qの事件簿V』『神様のメモ帳,2』



『秋季限定栗きんとん事件,上』
米沢穂信 創元推理文庫


読始1/1 読了1/2

コメント・・・
小鳩と小山内は分かれることになった。
まぁ恋人でもない二人が別れるというのもよくわからない話であるが。
そして小鳩は同級生に告白され彼女と何となく付き合い始める。
それこそが小市民への道だと信じて。
代わりに事件を追うのが新キャラ、新聞部の瓜野。
何か大きなことをしたいと思って、追いかけたのが連続放火事件である。
野心的な少年が追いかけるこの事件がまさか年をまたぐとは予想もできないのであった。
だってタイトルが秋季限定じゃん。




『秋季限定栗きんとん事件,下』
米沢穂信 創元推理文庫


読始1/3 読了1/4

コメント・・・
月1くらいのペースで続く事件。いつまでも捕まらない犯人。
瓜野の記事は犯人の火付け位置をある程度予測し続ける。
新年度に新入部員を集め、集団捜査も行うが、しょせん学生のやることなので犯人を捕まえられなくても仕方がないことだろう。
精神的に危うい瓜野を気にして元部長の堂島は小鳩の尻を叩いて影から事件を調べ始める。
なんだかんだで・・・小鳩は小市民をあきらめるのかな。




『医学のたまご』
海堂尊 理論社


読始1/5 読了1/6

コメント・・・
潜在学力検査なるものでうっかり全国1位を取ってしまった中学生曾根崎薫(男子)は、シリーズでおなじみ桜宮大学医学部に実験入学することになる。
医療現場で戸惑う子供。
部署は解剖学であるがメスを持つわけもなく、せいぜいが先輩と組んでの科学実験である。
大人の都合に振り回される少年の、奮戦記?というとかっこよすぎか。
おだてられて浮かれて踊ったのもまた彼なのだしね(笑)




『氷菓』
米沢穂信 角川書店


読始1/7 読了1/8

コメント・・・
限定シリーズなどのあとがき解説でよく話題になる妖精がどうとかいう本を探していたら、アニメ化で有名になったこれが先に見つかった。
表紙がアニメ絵ではなく、学校の階段か?の写真なので初期型なのかな。
話はまぁ、大まかにアニメで知ってたから特に驚きもなく。
期間限定シリーズのように、学生が小さな生活の中での不思議にぶつかる話。
主人公はやる気が無いのだが、古典部の千反田えるが「わたし、気になります」とグイグイ押してくるのだ。
そしてうれしくない真相がやってくる・・・
えるってなんとなく小柄なイメージがあったけど、文中では女子にしては背が高く里志よりも大きそうってことになってるんだな。




『万能鑑定士Qの事件簿V』
松岡圭祐 角川文庫


読始1/10 読了1/12

コメント・・・
ブランドファッションショップが謎の不景気に襲われる。
何の原因も無いように思えるその事象。
だが、それは他のさまざまな事件とかかわる一つの犯罪であったのだ。
だけど、元祖人の死なないミステリー。
あいかわらず松岡作品のスーパーヒロインはものすごい勢いで謎に迫り、解決していくのである。




『神様のメモ帳,2』
杉井光 電撃文庫


読始1/13 読了1/16

コメント・・・
外人の少女が億の金が入ったボストンバッグを持って飛び込んできた。
パパはヤクザで組の金を奪って逃げた?
一見そう見えなくもないが、そのパパはまだこの辺をウロウロとしているようで、なぜ逃げないのか。
そして金をなぜ自分で持たなかったのか。
ニート探偵アリスと愉快な仲間たち、そして愉快ではない暗〜い主人公の鳴海も奔走する。




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