10月前期
『覇王の死』・『えっ?平凡ですよ??』・『グイン・サーガ外伝,16』
『空海七つの奇跡』・『えっ?平凡ですよ??,2』・
『覇王の死 二階堂蘭子の帰還』
二階堂黎人 講談社ノベルス
読始10/17 読了10/21
コメント・・・
地方権力者の後継を狙って弁護士が用意した替え玉。
眞塊村なる怪しげな土地の不思議な状況。
隣接する外国人村で起きる幻想的なホラー。
この人の作風は何が現実で何が幻覚で、その幻覚の中に潜む真実は何か。
その辺を見抜くことかな。
そうしているうちにストーリーはガンガン進み、蘭子の出番は終章まで無いということに!!
方向性を理解したおかげでなんとなく真実は見えたかな。完璧には無理だけど。
『えっ?平凡ですよ??』
月雪はな レジーナブックス
読始10/21 読了10/22
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このレーベルのモトになるサイトは、狭いテーマで作品を募集しているんだろうなぁ。
こないだ読んだ本にかなり近い展開である。
伯爵令嬢として生まれた彼女は日本で交通事故で死んだ女子高生の自分を覚えていた。
つまり、転生である。
中世欧州風のこの世界に自分の記憶を持ち込む。まだ8,9歳の幼児の肉体ではあるが・・・
持ち込むのは料理のレシピとか、裁縫技術かな。地味なところでは食器・調理具類なども。
無くて不便だなと思うような身の回りのものか。
さて、貧乏な領土を活性化させることはできるのか。
『グイン・サーガ外伝,16 蜃気楼の少女』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始10/23 読了10/25
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ホータンに捕らえられたシルヴィアとマリウスを連れてグインが凱旋逃避行。
安全のために一番危険なルート、ノスフェラス横断を敢行する彼らの前に現れた嵐は、はるか昔に滅びたカナンの地の記憶だった。
グインは連れがいるせいか、どうにも落ち着きがなく判断力が低下してギャーギャーうるさめなのが残念。
ただ、過去を見ているだけなんだけどね。
だからグインが別に活躍したりはしない。
しかし、最後にセムの村に辿り着き、彼らに歓迎されるのはとてもいい展開である。
『空海 七つの奇跡』
鯨統一郎 ノンノベル
読始10/26 読了10/27
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平安時代。空海・・・まだ名前が真魚だったころ・・・は四国を行脚しながら、真理を求めていた。
襤褸をまとい、他人に怪しまれながらも。
さしあたっては手持ちの知恵を使って、村々の問題を奇跡を演出しつつ解決したりなどして。
そして七つの奇跡を起こして唐へ渡ろうという結論に達するまでの冒険譚。
相棒は貴族にしては地に足の付いた感のある橘逸勢。
まぁ・・・残念ながら話の基となった?空海の奇跡を知らないので感心率は高くならなかった。
『えっ?平凡ですよ?? 2』
月雪はな レジーナブックス
読始10/28 読了10/29
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元女子高生にして今は伯爵令嬢九歳のリリアナが前世の記憶をこの地にもたらす第二巻。
子供のやることなので、基本的にはほのぼのファンタジー。
でもちょっとシリアスな展開もあるよ、という前巻と形式がほぼ同じかな。
『怪盗グリフィン 絶体絶命』
法月綸太郎 ミステリーランド
読始10/31 読了11/3
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講談社の少年少女とかつて少年少女だった人向けの、軽く読めるワクワク小説。
怪盗グリフィンの下に送られてきた手紙。
それは彼をとんでもなく面倒な事件に引きずり込むものだった・・・
頼まれて厄介なものを盗み出すことになるのだが。
さて、怪盗はどんな手を思いつくやら、である。
なかなかにワクワク冒険ミステリーである。
つぶやきコーナー
いまさらだけど、このホームページを読み直すと・・・
というか、図書館で選ぶ本を確認するときに開いてみると、いろいろと抜けがあることに気付く。
埋めなおすの大変だぁ。ってつまりページ作りがじつに甘いということだな。
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