4月後期

『グイン・サーガ外伝,13』『神様のメモ帳,6』『戦国風流武士』
『ちゃらぽこ』『図書館内乱』


『グイン・サーガ外伝,13 鬼面の塔』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始4/17 読了4/18

コメント・・・
さしあたってマリウスを取り戻して次はシルヴィアだ、ってことになってからも会話が長々と続いてなかなか先に進まないもどかしさ。
いずれキタイ王ヤンダル・ゾッグと戦うことになるであろう若者リー・リン・レンと語らうグイン。
ただしゃべるだけで相手になんとなく力を与えることになるのだ。
ようやく出撃するも魔法の力に包まれてイマイチ活躍感の弱いグイン。
うーむ、強いんだか弱いんだか・・・




『神様のメモ帳,6』
杉井光 電撃文庫


読始4/19 読了4/20

コメント・・・
あとがきによるとボツキャラであるらしい花田勝。
彼である父が旅立つことによってラーメン屋の主人は巨乳のミンさんになったのであった。
そのクソオヤジの行状のせいでミンさんがマフィアの嫁になる?
二人の邪魔をしてくれと依頼するのは、ニート探偵団の一人、ヒモのヒロ。
鳴海は結局、プロの中国やくざの邪魔をするために活動するのであった。
ただの学生で探偵助手なのに、実に無謀な行為である。
そして短編、ジゴロ先生物語付き。




『戦国風流武士 前田慶次郎』
海音寺潮五郎 文春文庫


読始4/21 読了4/24

コメント・・・
本家というべき隆慶一郎の本を読んだ後ではあるが、まぁ、せっかくだし。
あちらとはまた違ったいくつかの物語が発生している。
イメージ的にはコーエーの戦国無双的な?
しかし脳内キャラデザインはどうしても原哲夫。
しゃーなしだ(笑)




『ちゃらぽこ 真っ暗町の妖怪長屋』
朝松健 光文社文庫


読始4/25 読了4/28

コメント・・・
オカルトマニアの朝松健が送る、比較的軽い感じの江戸時代妖怪長屋物語。
そこに住むことになるのは人間離れした真っ直ぐさで、賄賂まみれの作事普請方を飛び出したら家族総出で殺しに来たのでひたすら逃げ出した荻野新次郎。
かれらの真っ暗長屋を取りつぶそうとする大店とヤクザ。
いろいろあって運気が無限上昇してしまったヤクザが、トンガったところがまるでなくなり、慈父のように変わっていく様は笑える。
こういう更生もあるのか・・・みたいな。




『図書館内乱』
有川浩 角川文庫


読始4/29 読了5/1

コメント・・・
このシリーズの難点は何といってもタイトルがナンバリングでないことなんだよね(爆)
というわけでこれが2巻です。
タイトル通り、外側・・・メディア良化委員との戦いよりも内側での混乱がメインとなるモヤモヤした巻。
しかし、笠原郁のバカな頭は人が迷うところをバサっと切り落とすこともできる。
堂上隊の面々は賢いので頭を使うべきところは彼らに任せればよいのだ。
そしてハードカバー版にはないシリーズ対談とかあって、ハードが見つからないから文庫に手を伸ばした身としては、またモヤモヤもする・・・




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