7月前期
『グイン・サーガ外伝,15』・『ちゃらぽこ長屋の神騒ぎ』・『サムライ千年やりました』
『折れた竜骨』・『妖怪アパートの幽雅な日常,5』・『妖怪アパートの幽雅な日常,6』
『グイン・サーガ外伝,15 ホータン最後の戦い』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始7/4 読了7/5
コメント・・・
ついに鬼面の塔の戦いが終わり、ホータンでの諸々の事件が全て片付く。
きっと、シーアンのヤンダル・ゾッグの対抗馬としてリー・リン・チェンが成長していくのだろう。
そしてこのシリーズ最大の不条理?
作中でもキャラが口をそろえてそう言う。
なんだってグインはこの鳥ガラ娘がいいと思うのか。
ついに合流するであろう本編は一体どうなっていくのか。
『ちゃらぽこ長屋の神騒ぎ』
朝松健 光文社文庫
読始7/6 読了7/7
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すちゃらかお江戸の妖怪物語。
疫病神を連れて江戸へ来た薬師寺旧太郎。
道すがら、災厄をまき散らしその力を見せつける。
その力に真っ向対抗の福の神を置いた真っ暗長屋の面々は、状況に流されて旧太郎と背後にいる大目付やなんやと争うことになるのである。
『サムライ千年やりました』
岩井三四二 角川文芸出版
読始7/8 読了7/9
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エジプト出張に行かされた契約社員の話から始まる、サムライは生活のために侍をしている、発言。
そして始まる侍生活短編集。連載作品集。
連載作品集ということを知らなかったから、さぁ面白くなってまいりました、とページをめくると話が終了して次の話が始まるという・・・
じつに残念なことになっている。
ともかく、サムライの生きざまとか戦の華やかさだの残酷さだのではなく、生活を中心にした話。
城は踊るでも、武具や馬、供回りに全員分の兵糧を用意するとどれだけ家計に重くのしかかるか、みたいな話をしていた。
『折れた竜骨』
米澤穂信 東京創元社ミステリ・フロンティア
読始7/9 読了7/12
コメント・・・
中世ブリテンのそばの島、ソロンが舞台の魔法のある世界で推理物語。
ファンタジーミステリということで殺竜事件とかそういう方向性かな。
とはいえ推理はマジカルにするのではなく、そういうものがあるという前提だけで、論理的に解明しようとする。
一応、特殊型新本格ということか。
『妖怪アパートの幽雅な日常,5』
香月日輪 講談社文庫
読始7/13 読了7/14
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新キャラは二人の教師。
大雑把なちあきなおみと善意女神の青木。
それぞれが性格別に人気を得るが。
ついでに英会話部に面倒な後輩が入ってきて、消えていくが特に解決はしない。
ま、稲葉クンが滝に打たれたりなんやで成長する話か。
『妖怪アパートの幽雅な日常,6』
香月日輪 講談社文庫
読始6/15 読了6/16
コメント・・・
今回はスキー合宿。
しかし泊まることになったホテルになにやら怪しい気配を感じる。
霊障を受けやすい体質らしい千秋先生まで抱えて夕士の霊力は対抗できるのか。
悪霊退散である。
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