9月後期

『黒の癒し手』『キノの旅,8』『はたらく魔王さま!2』
『ダブル・ジョーカー』『ラノベ部,3』『タリファの子守歌』
『探偵が腕貫を外すとき』



『異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています』
ふじま美耶 レジーナブックス


読始9/16 読了9/17

コメント・・・
レジーナブックはネットからの新人作家を釣り上げたもので、まぁなんだか読みやすい。
ライトすぎるかもしれないけど。
空間から現れた腕に引きずり込まれて異世界に来てしまった彼女は各種ステータスを可視化する能力を持っていた。
ゲーム経験者としてサクサクと魔法使いとして経験値を高めていくのであった。
いや、攻撃回復と自由に扱えるから賢者ポジションかな。
ストーリーはあまり進まず、なんとなく環境に落ち着く程度で終わった。




『キノの旅[ the Beautiful World』
時雨沢恵一 電撃文庫


読始9/18 読了9/20

コメント・・・
もはや説明不要のショートストーリー。
男の子のような女の子のキノがズッコケおしゃべりバイクのエルメスと様々な国を旅してまわる。
国と言っても国の歪みを壮大にデフォルメしたイカレた国々。
それらをブラックジョークに仕上げる・・・『いつもの』




『はたらく魔王さま!2』
和ヶ原聡司 電撃文庫


読始9/21 読了9/22

コメント・・・
ボロすぎて倒れそうなアパートの一室が日本での魔王城である。
隣の部屋に和服少女が引っ越してきて、魔王さまのバイト先のマグロナルドの向かいにはセンタッキーフライドチキンが出来て。
魔王さまは大変だ。
だがライバル登場か?とあせるちーちゃんはもっと大変だった。
しかし・・・元の世界に帰れる気配がまるでしないなぁ(笑)




『ダブル・ジョーカー』
柳広司 角川書店


読始9/23 読了9/25

コメント・・・
D機関のスパイは世界に広がっていた。
んだけど、どのスパイも見事に姿を隠しているのでストーリーの中では気配しか感じない。
それが作品を薄いと感じさせる理由かな。




『ラノベ部,3』
平坂読 MJ文庫


読始9/26 読了9/27

コメント・・・
最終巻。
ラノベを愛する者たちが集まったラノベ部では今日もラノベをネタにしてバカな会話がなされる。
いや、バカではなくとてつもなくバカなのでバカが好きな人は目を通しておいた方がいいだろう。
内容も物理的にも薄いので読むだけならサラサラっと片付くし。




『クレギオン,5 タリファの子守歌』
野尻抱介 ハヤカワ文庫JA


読始9/28 読了9/29

コメント・・・
ミリガン運送の有能セクシーパイロット、マージの学生時代の教官がタリファにいるらしい。
彼らは野次馬気分でタリファへと向かった。
そこは砂漠と砂嵐と宝石の星。
壮大すぎる星の描写は一読の価値あり。
だけどもしかしたらそれだけしか価値が無いかもしれない(爆)
砂嵐の中の飛行と各種トラブルもつまらなくはないんだけどね。




『探偵が腕貫を外すとき 腕貫探偵巡回中
西澤保彦 実業之日本社


読始9/29 読了9/30

コメント・・・
シリーズものだが、モラトリアムと必然というのを読んでいないようだ。
探偵と言っても市役所の苦情受付係に過ぎない彼は、普通の探偵がよく口にする「推測だけで語ることはできないよ」などというセリフは言わず
そもそも証拠集めやなんやと言った行動をとることもできない立場なので、情報から勝手に想像した答えを口にするだけである。
そんな西澤式よくある推測探偵物語短編集。




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