1月後期

『幕末まらそん侍』『災厄戦線のオーバーロード,2』『ゲート,1』
『恥知らずのパープルヘイズ』『JORGE JOESTER』『ロケットガール,3』
『タイタニア,4』『え?平凡ですよ,4』『舟を編む』



『幕末まらそん侍』
土橋章宏 角川春樹事務所


読始1/17 読了1/18

コメント・・・
土橋章宏、どこかで見たような名前だと思うが・・・
巻末の作者紹介、代表作:超高速参勤交代。そ  れ  か  !!
安中藩主板倉勝明が突然遠足をすると言い出した。
えんそくではなく、とおあし=長距離走、である。
殿の思いつきに翻弄される藩士たちの悲喜こもごも、という感じの連作集。
そして、話は収束する。




『災厄戦線のオーバーロード,2』
日暮晶 富士見ファンタジア文庫


読始1/18 読了1/19

コメント・・・
笹宮銀は第二の実験素材を手に入れた。
研究によって力が弱体化した籠目純。
糸を引くカナリヤを飛ばす、というよくわからない能力を分析応用するためにさまざまな研究と訓練が行われる。
それが一体どんな力を持ちどんな戦い方になるのか。




『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 1,接触編』
柳内たくみ アルファポリス


読始1/19 読了1/20

コメント・・・
ちょっと前にアニメ化までされた作品。
銀座に異世界からの門が開き、異世界の兵が大暴れした。
多数の犠牲者を出したものの中世レベルの武器しか持たない敵を何とか撃退して、自衛隊は向こう側の世界に踏み込んだ。
あちら側との戦い、そして新世界へのゲートをよだれをジャバジャバ垂れ流しながらうらやましがる諸外国との戦い。
何巻までがアニメ化の範囲で、最後にどう決着を付けるのか。
この巻はアニメを思い出しながら読んだけど、なかなかに面白かった。




『恥知らずのパープルヘイズ
―ジョジョの奇妙な冒険より―
著:上遠野浩平 原案:荒木飛呂彦 集英社


読始1/21 読了1/23

コメント・・・
原作は良く覚えていないが、五部のアフターストーリー。
終盤に、ボスを倒して組織をのっとるという選択に乗れず脱落したパンナコッタ・フーゴ。
そんな彼が新ボスのジョルノによって組織の負の部分であり腐の部分、麻薬チームの処理を命ぜられる。
作者的に、もともとブギーポップとかジョジョっぽい異能物語を書いてるわけで、方向性的に相性は良い。
内容もちゃんとジョジョしてるし、公式アフターとして残しても問題無いくらい良い仕上がりだと思う。
むりやり難を挙げるなら、それはやはりフーゴというスタンドは危険だけどキャラ的には地味目なポジションの少年をメインに据えていることか。
それなりにオチが理由になって来るんだろうけど。
そうそう、装丁もかなり遊んでると思う。
ギンギラに輝く銀色。
ページ周り・・・っていう言葉があるかどうか知らないし正式名称も不明だけど、とにかく本の周りが紫色で汚れたようになっている。
パープルヘイズのイメージなのだろう。
オシャレ感もジョジョってる。




『JORGE JOESTER』
著:舞城王太郎 原案:荒木飛呂彦 集英社


読始1/23 読了1/29

コメント・・・
原作では波紋戦士ではなかったためすっ飛ばされたジョナサンの息子でジョセフの父親の物語。
ではあるが、舞城型の頭おかしい超展開小説でもある。
ジョジョシリーズキャラがあちこちから集まってくるし、スタンドが違っているキャラがいたり、名前が文字られただけのパチモンになっていたり。
ひたすらワケワカランなことになっているけど、ジョジョ自体も超展開な作品なので相性としては結局的に悪くないということになる。
正史にこだわらない人であれば、こういう方向性もアリか、と楽しめるだろう。
ブ厚くて読むのに時間がかかってしまったわい。




『ロケットガール,3
私と月につきあって』
野尻抱介 ハヤカワ文庫JA


読始1/27 読了1/28

コメント・・・
今回はフランス宇宙局のお手伝い。
ミッションは月の極地を目指し、氷=水分の存在を確認すること。
そのために、とステーション目指して飛ぶ先がフランスじゃなくてギニアなんだけどね。
フランスのリーダーとぶつかりあうゆかり。
フランス国民のルーズさにもイライラするゆかり。
じつに相性の悪い国との合同作戦になったと頭を抱え(笑)




『タイタニア4(烈風篇)』
田中芳樹 講談社ノベルス


読始1/29 読了1/30

コメント・・・
全三巻(未完)と思われていた作品に20年くらいぶりに続きが出た(って4年くらい前なんだが
が、まぁ当然ではあるがそこまでの話をまったく覚えていない。
やはり1〜3を読みなおしておくべきだったか。
宇宙を支配するレベルの家族企業タイタニアとそれに対抗する勢力。
だったんだけど、反抗勢力として活躍していたファン・ヒューリックはタイタニア同士の戦いに巻き込まれイドリス側に呼ばれることになる。
対手はアリアバート・ジュスラン連合。

んー・・・書いてても過去を全然思い出せなくて盛り上がらないなぁ。
ともかく、タイタニア現当主が何かを企んで、跡継ぎ候補を争わせているということ。
続きが書かれるかどうかは謎・・・って思ってから調べたら次の巻で完結らしい。本当にまとまるのかぁ?




『えっ?平凡ですよ??4』
月雪はな レジーナブックス


読始1/30 読了1/31

コメント・・・
日本人女子高生の記憶を持った少女がファンタジー世界セイルレーンに赤子として生まれた。
現在は育って、もうすぐ13才のようだ。
今回はさほどの前世パワーに頼ることなく、ほどほどでおとなしめな案件に対応する。
弟妹のイヤイヤ期とかねぇ(笑)




『舟を編む』
三浦しをん 光文社


読始1/31 読了2/1

コメント・・・
アニメ化したし、実写は・・・映画だったかな?
アニメを先に見ていたので話の流れは大体わかっていた。
ふむ、映像化した時わかりやすいように多少の改変がされていたようだ。
知らない人のために説明すると、辞書作りの物語。
しかし、いろいろと仕事が進まなかったとはいえ15年かかるというのは製作日数的に普通なのだろうか、長すぎるのだろうか。
初期に採取した時事ワードとか時代遅れになっちゃうよね。
ともかく、アニメと同じくらい楽しめた。





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