10月前期
『ちょんまげぷりん2』・『神仙の告白』・『魔界への入り口』
『田舎の刑事の闘病記』・『ようこそ、古城ホテルへ,3』・『ファンム・アレース,5上』
『屍竜戦記』
『ちょんまげぷりん2』
荒木源 小学館文庫
読始10/3 読了10/4
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へぇ?二巻があったの、と手に取るが裏表紙のあらすじを読んだだけでハズレの予感が・・・
6才のピュアボーイで安兵衛になついていたトモヤは8年たった今、あまったれナマイキチンピラボゥイになっていた。
万引きして逃げ出してその先でタイムトンネルに落ちて彼は江戸時代へ飛んでしまった。
過去から未来へ人が飛んだ前回とは逆パターンである。
髪を脱色していたため苦労するマヌケボーイは逃げ込んだ神社で麟太郎少年に助けられる。
それが誰だかわからない程度にボケボーイなのである。
頼るつもりだった安兵衛の菓子屋は潰れていて、さあ大変。
生意気なガキが江戸ででっかい苦労をしながらちょっとだけ成長する物語。
『僕僕先生 神仙の告白 旅路の果てに』
仁木英之 新潮社
読始10/5 読了10/6
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第10巻。
9巻の展開を忘れていたので混乱したが、どうやら家族を守るために戦って死んだ劉欽から仙骨の欠片をもらったらしい王弁は肉体と魂魄のバランスが崩れて眠り続けていた。
王弁を目覚めさせるために行動する僕僕先生。
そして僕僕先生を狙ういくつもの勢力。
みんなが僕僕先生こそ世界を破滅させる存在だと狙って邪魔しに来るのだが。
一体何が正しくて、どうすれば平和になるのか謎が謎のまま終わる最終回間近のクライマックス巻。
『クトゥルー神話短編集 魔界への入り口』
倉阪鬼一郎 クトゥルーミュトスファイル
読始10/6 読了10/9
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やっぱりダメか。
クトゥルーについて勉強しようと思ってアレコレ読んでるけど、これも求めるものではなかった。
やっぱり名状しがたかったり、ありうべからざったりするものを語ることはできないということなのだろうか。
クトゥルー神話に魅力を感じてハマっていった人たちはちょっと暗くて、そして意味不明な部分を狂気と見て、好きになったのだろうか。
で、自分が何を求めているのか考えてみた。
やはり、敵対しているらしい神と神のぶつかりあいが見たいのだと思う。
仕方なくクトゥルー神話についてググってみたけど、どうもそういうものは無さそうな・・・
無理に好きになる必要は無いのかなぁ(笑)
『田舎の刑事の闘病記』
滝田務雄 東京創元社
読始10/10 読了10/11
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ユーモアミステリ短編集。
バカの部下の白石や、この妻がヤバイとしか言いようの無い妻に翻弄され、しんどい生活を送っている黒川鈴木(フルネーム)。
今回も次から次に事件とは別のことで苦労しながら事件を解決だ。
そして海外が苦手だということも暴露されてしまう。
頑張れ黒川。
『ようこそ、古城ホテルへ,3
〜昼下がりの戦争〜』
紅玉いづき 角川つばさ文庫
読始10/11 読了10/11
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三巻は元軍人ジゼットの物語。
祖国ボルドーと植民地化していたケリルとの独立会談の場として選ばれたホテルマルグリット。
だが、そんなものは平和裏に片付くものではない。
とんでもないトラブルが発生はするものの、ホテルの四人とて見た目どおりの少女ではない。
全力を持って万難を排し、お客さんに満足してもらうのだ。
『ファンム・アレース,5上 決戦の地へ』
香月日輪 YA!エンタテインメント
読始10/12 読了10/13
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最終巻の上。
ではあるが魔女は聖魔の魂が自分から飛び込んでくるのを待ち構えているのか、特に手出しはしてこない。
だが、北の山脈に接近しようとするだけでいくつもの命にかかわる障害が待ち受けているのだ。
そんな中、バビロンのピンチに絶望して気を失うララ。
しかしながら仲間たちはそれを弱さと思わず、この旅に必要な優しさと取り結束を高める。
それにしても、魔神ウェンディゴ。一般的なファンタジーだとウェンディゴって雪男とイコール程度の存在だから魔神と言われてもなぁって思ってしまうのだった。
『屍竜戦記』
片理誠 トクマノベルスEDGE
読始10/14 読了10/18
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竜の居る世界。
無敵に近い存在である竜と戦うには、竜をぶつけるのが良いということで。
たまに撃破することの出来た竜の死体を操って竜で竜を制する屍竜術が使われていた。
主人公ヴィンクの故郷は近所の王国に攻められピンチだった。
が、巨大なドラゴンが現れて敵も味方も薙ぎ払い食い散らかしてしまった。
そのドラゴンに復讐するために危険な屍竜術師になるための修行を積んで・・・
初めて配置された土地がかつて故郷を襲った恨みあるナフリ王国であった。
さらに現れたドラゴンも恨みある命名『棘黒』
恨みと恨みの間でどう動くか。
って壮大感あるんだけど、どうにもヴィンクの精神修行が不足な感じで、わちゃわちゃ落ち着かずイラつく。
ただ、我慢して読み進めたら最後数ページの大転回にホキャ!?と驚けるかもしれない。
最後の最後でギリギリ駆け込み満足、とでも言うかな。
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