11月後期
『探偵・日暮旅人の探し物』・『掟上今日子の退職願』・『グイン・サーガ,73』
『ゲート外伝,4』・『無傷姫事件』・『ラガド』
『人類最強の純愛』・『ゲート外伝+』
『探偵・日暮旅人の探し物』
山口幸三郎 メディアワークス文庫
読始11/17 読了11/18
コメント・・・
視覚以外の五感を失った男、日暮旅人。
その代わり、音も匂いも目で見ることが出来る。
そんなファンタジー視覚を持った探偵が探し物をするハートウォーミング系物語。
『掟上今日子の退職願』
西尾維新 講談社
読始11/18 読了11/19
コメント・・・
今回は短編集で色々な事件が出てくる。
そして組む相手は毎回替わるのだが、全ての警察官が今日子さんと同年代の女性、というくくりである。
だからなに、ってことになるんだけど、ただそれだけ。深い意味は無い。
前回のラストからして厄介との長編になるかと思ったんだがそんなことは無かった。
『グイン・サーガ,73 地上最強の魔道師』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始11/19 読了11/21
コメント・・・
前の巻からずいぶん時間が空いてしまったけど、比較的印象の強い終わり方だったから展開は覚えていた。
ナリス軍とレムス軍の睨み合いに乱入したトカゲ頭の兵士たち。
そんな竜兵に蹴散らされてナリス派の一般人たちに多くの死傷者が出るのだった。
そんななかヴァレリウスを助けるグラチウス。
ナリスに味方してヤンダルを撃破したいと言うのは本当なのか。
そしてヴァレリウスの逃亡はヤンダルの手のひらの上で踊らされているだけのことなのか。
さらに最後の魔法使いアグリッパはグラチウスの予想通りヤンダルに力を貸しているのか。
ここに来て謎詰め込みの一冊。
『ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 外伝四 白銀の晶姫編』
柳内たくみ アルファポリス
読始11/22 読了11/23
コメント・・・
特地に置き去りにされた自衛隊の一部がレレイの力によって再びゲートを開くまでの物語『外伝』の最終巻。
今回もいつものように胸糞な敵が現れて、自衛隊は権限不足によってがんじがらめになると言うイライラストーリー。
皇帝候補のピニャに、ゲートを開こうとしているレレイに、執拗な妨害を仕掛ける皇族のレディ。
ガツンでズガンと処理できないのが、じつに・・・
『無傷姫事件 injustice of innocent princess』
上遠野浩平 講談社ノベルス
読始11/24 読了11/25
コメント・・・
戦地調停士シリーズ。
タイトルには事件とあるけど、ということがこの国であったのさという話が書かれるだけで、事件らしい事件は無い。
何の魅力も無い貧相な土地に棲むことになった彼らが担ぐ姫、無傷姫。
70年で4代+1。
色々な姫が国を支えたり支えられたりしながら、時を過ごした。
あとがきだけ見ると、女子が幼少時に夢見る姫とはなんなのか。みたいな事を書きたいのかもしれないが別にそうでもないかな。
つまらなくは無いけどなんと言っていいかわからない。
『ラガド 煉獄の教室』
両角長彦 光文社
読始11/25 読了11/
コメント・・・
高校の教室で起きた殺人事件。
犯人は記憶が飛んでいて、生徒たちはパニックを起こしていて、詳細を確認するために警察らが事件再現を行うことになった。
目撃者多数で謎など何もないはずの事件が、次から次に展開が変わり、何が正しいのかわからなくなってくる。
さんざん振り回した挙句にそれはそれでどうでもいいことなのだが、とでもいうような結末。
そして中盤で語られるがラガドとはガリバー旅行記に出てくる学者たちの国。
空理空論を振り回し、無駄な研究に励んでいるらしい。
ガリバーは昔読んだはずだが、さっぱり覚えてないな。
『人類最強の純愛』
西尾維新 講談社ノベルス
読始11/25 読了11/
コメント・・・
タイトルに深い意味は無く、恋愛的な愛情という物語ではない。
というわけで最強であるところの愛川潤が暴れまわる短編いくつか。
最強たる力をさほど出してない割には、ぼちぼちの面白さはあったような気がする。
『ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 外伝+ 特地迷宮攻略編』
柳内たくみ アルファポリス
読始11/30 読了12/2
コメント・・・
今回は粘着政治闘争はほぼ無い。
導師試験に行く途中、熱を出したレレイをそして町の人たちを助けるために薬効のあるロクデ梨(やる気の無いネーミング・・・)を探しにいく話。
そしてピニャが騎士団を立ち上げることになった話を指導官として軍人のグレイの視点から。そしてついでに芸術に目覚める直前までの覚醒(笑)
の二本立て。
悪くはない。
トップに戻りたい
リストに戻る