2月後期
『山本権兵衛』・『黒の癒し手,2』・『グイン・サーガ,65』
『これはゾンビですか?3』・『ベクフットの虜』・『銀河乞食軍団黎明篇,1』
『山本権兵衛
日本海軍を世界レベルに押し上げた男』
高野澄 PHP文庫
読始2/16 読了2/19
コメント・・・
素人にはお勧めできない。
先に読んだアイスクリンとは全然違う作品であるが、偶然にも明治維新前後の話ということで重なっている。
そもそも山本権兵衛なる軍人をまったく知らなかったのだが、この本もイマイチ上手に説明してはくれない。
タイトルはむしろ明治維新とでもしたいくらいだ。
権兵衛(薩摩人)と柴五郎(会津人)と明治天皇の三つの角度から江戸から明治へと時代が変わっていくところが書かれている。
なのでやまごんの紹介はイマイチ散漫で、明治維新周りのことに詳しい人が知識を補強するために読むならありかな、というレベルにとどまっている。
正直、小説としてみた場合の面白みは低い。盛り上げに使えそうな部分もさらっと流す。
やはり補強本であろう・・・
あえて何か言うなら運のいい人かな。
ちょうど日清日露という勝ち戦の時期に海軍のトップに居たという。
『異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています,2』
ふじま美耶 レジーナブックス
読始2/20 読了2/21
コメント・・・
日本から異世界に引きずり込まれた女子大生美鈴は帰る手段を探していた。
やたらと高い魔力を持っているため癒し手として患者を見ながら・・・
と、まぁ、なかなか『何か』が発生せず、ぱっとしない展開。
今回は特殊能力の利用も地味だし、イキオイが、ガーっと読ませるパワーが足りないかな。
『グイン・サーガ,65 鷹とイリス』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA
読始2/22 読了2/23
コメント・・・
書架に無い本なのでなかなか読むタイミングをつかめずに半年ほど?
アルドナリスはレムスに反乱することを決め、それを妻リンダに告げる。
ヴァレリウスはレムスになにやら龍のような気配・・・ヤンダル・ゾッグ?を感じる。
スカールはリギアの依頼に応え、ナリスに会いに来る。
パロの内戦への入り口がそこまで来ている?
そしてまだまだグインは本編に戻ってこない、か?
『これはゾンビですか?3
いえ、それは爆発します』
木村心一 富士見ファンタジア文庫
読始2/24 読了2/25
コメント・・・
バカがイマイチ足りない。
やはりユーが闇の王について姿を消したので落ち込んでいるわけだ。
全体的に景気が悪い感じのストーリー。
ハルナがそれなりに暴走することで盛り上がりそうにはなるのだが。
『クレギオン,7 ベクフットの虜』
野尻抱介 富士見ファンタジア文庫
読始2/26 読了2/27
コメント・・・
ハヤカワ版が無いのでコレだけ原書である富士見版。
まぁ内容に差があるわけでも無いだろうし。
さて、ミリガン運送の永遠の新人(これ以上社員が増える予定は無い)メイ・カートミル。
両親が仕事の様子を見に来ることになった。
今度の仕事をささっと終わらせて合流星系へ・・・って海賊に捕まってしまった!?
捕まったことよりも、それによって母親に職場から引き剥がされるだろう未来に絶望する(生還の心配はまるでしていないあたり、ロイドに染まっているか
まぁ、展開的に最終回と言ってもいいんだけど、そうと明記されないまま宙ぶらりんでこの巻が現段階の最終なんだよな。
続きは書かれるのかどうか・・・
『銀河乞食軍団黎明篇,1
<蒼橋>義勇軍、出撃!』
鷹見一幸 原案:野田昌宏 ハヤカワ文庫JA
読始2/28 読了3/1
コメント・・・
どれくらい黎明かというと、まだ乞食軍団が生まれていない。
今回の事件のごたごたから、ムックホッファとロケ松は宇宙軍を辞めて軍団を作るのだろう。
事件とは、紅天資本によって開発された蒼橋。
百年近く搾取され続けた蒼橋はついに蜂起した。
紅天星系軍の攻撃に労働団体は一体どう立ち向かうのか?
猛烈な戦いが始まるかもしれないし、グニャグニャと政治的にあるいは裏工作的に戦うかもしれない。
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