3月後期

『レンタルマギカ,2』『カレイドスコープの箱庭』『グイン・サーガ,66』
『会長の切り札,2』『ゲート,2』『これはゾンビですか?5』
『経済特区自由村』『えっ?平凡ですよ??5』『会長の切り札,3』



『レンタルマギカ,2 魔法使いVS錬金術師』
三田誠 角川スニーカー文庫


読始3/17 読了3/18

コメント・・・
はるか昔にアニメ化もされたが、もう全然覚えていない。
魔法使い貸し出し会社アストラルの社長にされた伊庭いつき。
彼の元に届いたのは前社長=父の遺産と相続の異議申し立て。
異議ありと言う前社長の元で働いていた錬金術師との魔術バトルが始まる・・・
まぁ、なんというか。
古い本だから仕方ないと言うのかもしれないが、話というか文章的というか、古臭い感がある。
現時点ではあまり魅力値が高くない。魔女っ子もツン度ばかり高いし。
ともかく、古臭い感じの呪文詠唱を魅力的と感じるかどうかが分かれ目、かなぁ?
あぁ、いつきの精密指示にどう対応しているのかと思っていたが、体が自然に動くらしい。
一巻に書いてあったかどうか覚えてないけど、これで安心だね。




『カレイドスコープの箱庭』
海堂尊 宝島社


読始3/18 読了3/21

コメント・・・
チームバチスタのシリーズ。
ケルベロス事件の危機からも東城大付属医院は生き残った。
田口は院長によって次なる指示を受ける。
Ai、オートプシーイメージング、死後画像診断。
これを広めるために国内で努力するのではなく、世界を相手に認めさせ海外権威を逆輸入しようという考えである。
同時に院内であった医療事故の処理?
診断ミスか、検体取り違えか。
という物語は意外と早くカタが付く。
そして放言日記なる、作者の恨みつらみ怒りストレスと喜びのあれこれが書き散らされる。
まぁ作者の人柄を見ることができる?




『グイン・サーガ,66 黒太子の秘密』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始3/22 読了3/23

コメント・・・
ナリスとスカールの密会は続く・・・
って、こうしてみると二冊かけてただ会話してるだけなのか?
前回は到着待ちの時間もあったけど。
ともかくスカールの情報からナリスはノスフェラスの秘密を推理する。
体が動かないので頭を動かすが、それすらも疲労を伴うウスバカゲロウのようなカヨワサである。
そしていよいよ、ヤンダルゾッグに乗っ取られているかもしれないレムスに反旗を翻すのか?




『会長の切り札,2 忍者ガールで罠をはれ!』
鷹見一幸 角川スニーカー文庫


読始3/24 読了3/25

コメント・・・
過疎地の高校統廃合合戦第二回。
ぼんやり共学の今度の相手は女子高だ。
周りがうるさいので前回のような物理攻撃祭りはNoということになり・・・
近代器具を使った昭和のゲームで戦うことになる。
全体的にこれといってヒネリがなく、じつにライトなノベルに仕上がってるなぁと。
ライトに作ってるんだから重みが無くても仕方が無い、と、まぁ、そういうこと。




『ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 2,炎龍編』
柳内たくみ アルファポリス


読始3/25 読了3/26

コメント・・・
サブタイトル通り、炎龍に部族を襲われたダークエルフからの救援の使者ヤオが自衛隊にお願いする話。
しかし国境を越えて軍隊を派遣するわけにはいかず・・・
期待はなんとかしてくれそうなファンタジスタ伊丹に寄せられる。
あとはクソッタレ皇子のゾルザル登場とか、陰謀が走り出すとか、まぁそんな感じ。
ピニャ皇女は政治的根回しにヒィヒィ言いながら、心の癒しを芸術に求める(笑)
平和が訪れたら、きっとこの世界にはBLが満ち溢れるのだろう。帝国の庇護下で。




『これはゾンビですか?5 ああ、マイダーリンはロクデナシ』
木村心一 富士見ファンタジア文庫


読始3/26 読了3/27

コメント・・・
ゾンビになってからハーレムな歩はサラスに尻の形を気に入られてマイダーリンと呼ばれる立場に。
と、意味もなくサブタイトルの説明をして。
今回もバカなのにシリアスなストーリーをしようとしてイマイチ迷走感がある。
ハルナの魔力を取り戻すためにクリスを倒そうとするが彼女は強すぎるので弱点を探そうという話だな。
そして情報のために牢から引き出された京子。
果たして情報は得られるのか。
バカな話なんだからがんばってイイ感じのことを言わなくてもいいんだよと思う一冊。




『経済特区自由村』
黒野伸一 徳間書店


読始3/28 読了3/30

コメント・・・
限界集落株式会社の作者の本、ということでそういう感じのストーリーなのかなぁと思ったのだが。
どうにも違うようで読んでいてもやもやする。
違いが難しいかもしれないが、これからどうなるんだろうドキドキではなく、これは何を書きたいんだ?モヤモヤ、である。
読み終わってもジャンル的に微妙なのだが、伏線を説明するシーンがあるので微ミステリとでもしておこうか。
舞台は過疎的な村だけど、限界集落的なお話ではない、ということで。




『えっ?平凡ですよ??5』
月雪はな レジーナブックス


読始3/30 読了3/30

コメント・・・
うーむ、表紙の雰囲気がなかよしとかちゃおの領域だなぁ(爆)
そんなわけで14才の少女、転生から14年経ったリリアナは砂漠の国へと出かけることになりました。
友達のミーナちゃんの回復術の師匠がその国から仕事を頼まれたので手伝いに付いて行くわけですね。
そして砂漠の国で起きるお家騒動。
前世の記憶の力は特に必要無く、がんばって解決だ。




『会長の切り札,3 軍師ゲームの裏を読め!』
鷹見一幸 角川スニーカー文庫


読始3/31 読了3/31

コメント・・・
前作は軽すぎて評価が低くなり、この本を手に取ったのも乞食軍団の三巻が無かったからなんだけど・・・
うん、いいね。
三校統廃合大戦で二連勝して一抜けした共学の楢山高校。
あとは女子高vs男子校なのだが、体力勝負というのもナンだし、他の二つがうまくいったからと、第三ステージの舞台樫森町もバトルをイベントにして町おこしを図りたいと。
アイデア屋さんの光明が呼び出される。一応中立立場だし。
彼の考えるヒネクレたゲームに二校が立ち向かう。
の、前編(笑)主人公たちの二つの戦いは一冊ずつで収まったのに。
ともかく、作中に笑えるシーンが多く盛り込まれていて読んでいて楽しかった。





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