7月前期
『きつねのはなし』・『バカとテストと召喚獣,10』・『愚物語』
『任侠病院』・『レイン,6』・『ゲート,外伝弐』
『妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝』
『きつねのはなし』
森見登美彦 新潮社
読始7/2 読了7/4
コメント・・・
きつねだ。普段、ふわふわとした毛玉であるタヌキの話ばかり書いている作者がキツネである。
それゆえ?内容もいつもとは違う雰囲気を見せる。
バカのバカによるバカ祭りではなく、薄暗い雰囲気のホラーテイストな幻想小説。
闇に流される感じのキャラたちがイマイチ魅力不足だな。
森見作品としてじゃなくても、なんだかなぁ・・・だろう。
『バカとテストと召喚獣,10』
井上堅二 ファミ通文庫
読始7/5 読了7/5
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ついにバカの殿堂FクラスがAクラスに戦いを挑む。
そんな中でなにやら姫路さんにいずこかからのスカウトが?
シリアスもあるけどバカとラブコメで笑い大盛り。
実に愉快な青春学園ストーリーである。
『愚物語』
西尾維新 講談社BOX
読始7/6 読了7/8
コメント・・・
タイトル通り、愚かな人物の物語。
人生縦横360゜泥沼で出来ている老倉育の転校先での物語。
選んでも選ばなくても、進んでも立ち止まっても全てが裏目に出る。
読んでいて痛い痛いと思ってしまう痛作。
からの、また別の形で痛い神原駿河・・・と、なぜか少年の姿で現れる忍野扇。
そして月火と余接の物語。
こうしてみるとこのシリーズには愚か者しか居ないのかと(笑)
羽川さん最強です。
『任侠病院』
今野敏 実業之日本社
読始7/9 読了7/10
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任侠シリーズ第三弾。あるいはヤクザファンタジー。
タイトル通り、今回組長が手を出したのが病院だ。
またもや災難だぁと日村が泣きそうになる(笑)
収入的に不景気で、職員たち人間的にも不景気になっている病院に、バカ明るい空気をぶち込む組長。
しかしその病院の各種雑務を取り扱っている会社のバックには阿岐本組とは違うヤクザがバックに居るようで。
西の息がかかった組と抗争ですか?組員6人のウチが。
日村は頭を抱えていた。
『レイン,6 大戦勃発!』
吉野匠 アルファポリス
読始7/10 読了7/11
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小国サンクワールがシェルファ姫・・・女王を中心に国の建て直しを進めていた頃、大国ザーマインは国王レイグルは国全体に自分が魔族であることを公表した上で戦争を始めようとしていた。
今回は魔族の力を見せ付けるためにサンクワールとは全く別の方向に攻め込む。
噛ませ犬役の国は大変だ。
だが、それによって人間国家は一丸となってザーマインに立ち向かうことになるのだろう。
『ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 外伝弐,黒神の大祭典編』
柳内たくみ アルファポリス
読始7/12 読了7/13
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富田とボーゼスの結婚式をロゥリィ主催にしてアルヌスで行うことになった。
しかしロゥリィには結婚に関われば結婚を不成立にさせるという呪いがかかっていた。
呪いの元凶である昔話と平行して現代の結婚式を推し進め、呪いを力任せに引き千切る!
暗躍していた謎の神官もとうとう姿を現し、これでロゥリィ編は完全に解決したのかな?
『妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝』
香月日輪 YA!エンタテインメント
読始7/14 読了7/16
コメント・・・
完結した10巻の、最終章のちょっと前ってことになるのかな。
夕士が古本屋と世界巡り。
ラスベガスでは千晶先生と彼の友人たちに歓待されてカルチャーショックパーティー。
世界の感動する心を手に入れることが出来たのは温かく見守ってくれた多くの人たちのおかげだなぁって、改めて思い知る夕士。
そしてクリとシロの成仏。
なかなかにしみじみする話であったが、ほのぼのだけではなくある意味無駄にリアルに?
同窓会で大人になった姿の友人らだけでなく死んだ、自殺した、という暗いニュースまで出てくる。
やさしいだけの世界ではないのだ。
どのみちアニメはココまで伸びてこないだろうが。
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