8月前期
『王の厨房』・『こなもん屋うま子』・『秋葉原先留交番』
『神様の御用人』・『僕の嫁の大魔獣』・『えっ?平凡ですよ,6』
『古城ホテルへようこそ,2』・『地球の切り札,2』・『ファンム・アレース,2』
『レイン外伝』・『ゲート外伝,3』
『僕僕先生零,2 王の厨房』
仁木英之 新潮文庫nex
読始8/2 読了8/3
コメント・・・
えーと・・・人間が生まれて間もない時代だっけ。
炎帝と黄帝は考え方の違いから断絶気味。
炎帝は黄帝の考えを知ろうと、人間の形の仙人、僕僕を作って旅立たせた・・・んだっけな?
仙人と違って食事をする人間。つまり人間を知ることは飯を食うことだ。
そして彼らは王の厨房に入るのであった。
『こなもん屋うま子』
田中啓文 実業之日本社
読始8/4 読了8/5
コメント・・・
何かの本の巻末で見かけて、ほんのちょっと気になっていた作品。
なぜかUMAハンターの馬子が大阪でこなもん屋の店を開いていた・・・
笑いと人情とうまいもんの町、大阪。
あるいは大阪圏外の人がイメージする大阪がここにある。
イメージ通りの大阪のおばはんである馬子が、さまざまなこなもんを悩める客の口に押し込みながら色々と解決していく短編集。
ピザやラーメンまでこなもんに分類するすごい店は大阪のあちこちに現れては消えていくミステリーでホラーなオカルト店なのだ。
なかなか面白かった。
『秋葉原先留交番 ゆうれい付き』
西條奈加 角川書店
読始8/6 読了8/7
コメント・・・
作者名で選んでおいて、読みながら誰の書いた本だろ、なんて思ったズッコケ拙者。
仮想江戸モノを中心に手を出してたからね。
で、今回は現代。秋葉原の駐在所(交番の中でも派出所と違い住居と一体型を言うらしい)に二人のおまわりさんが居た。
一人は秋葉原を愛するデブヲタ先輩。もう一人は女の気持ちを汲み取る以外は無能なイケメン。
だけどイケメンには霊を見る能力があったのです。
女がらみのトラブルで奥多摩から拾われてきた・・・よりによって足だけの幽霊、足子さん。
この三人が秋葉原の細かい事件を解決しつつ、足子さんの死の秘密に迫っていく。
ラストの展開に泣いた。
秋葉原も江戸と考えればいつもの江戸人情モノと言うことになるね。
『神様の御用人』
浅葉なつ メディアワークス文庫
読始8/7 読了8/8
コメント・・・
ブクログあたりで宣伝を見たような気がする本。
実業団野球部として就職した彼は、怪我をしてさらに会社が不況で野球部もなくなり、居場所がなくなって退職して実家に戻ってきたクスブリ。
そんな彼がなぜか神様の御用人・・・困ってる神様の雑用係として選ばれた。
祖父の影響で昔から神社に出入りしてお祈りはしていたが、神に付いては全然知らない良彦。
色々とスマホで調べたり協力神の黄金の協力を得ながらジタバタと用事をこなしていく・・・
うちにイジケていた心の鬱屈がボチボチと融解していくという、まぁ、よくある話。
序盤のイジケモードに耐えられるかどうかが読破ラインかな。
『僕の嫁の、物騒な嫁入り事情と大魔獣』
かっぱ同盟 アルファポリス
読始8/9 読了8/9
コメント・・・
没落しかけている貴族の若者・・・婚約者に別れられてしまった彼の元に、王様からの勅命が来て地下牢にいる魔王の娘と結婚することに。
外の世界を全然知らない若奥様とラブラブ生活。
だけど旦那、リノフリード・グラシスは財産を奪って行った分家から更なる追撃の気配。
奥様はピンチかもしれないけど、三匹の大魔獣が彼女を護衛しているから多分大丈夫。
とりあえず旦那は魔法薬を作る以外はちょっとした魔法しか使えない自分を守ることを頑張れ。
ストーリーが特に進まず、内容が超うっっすぃぃーーって印象。
『えっ?平凡ですよ??6』
月雪はな レジーナブックス
読始8/10 読了8/10
コメント・・・
ゼロ歳の頃から転生前の意識を持っていた彼女も二周目の16才w
成人式として王宮の初花の儀に出席しなければ。
おや、ドレスを着るにはウエストがきついようですよ?
ってなわけで、今回活用された転生記憶はダイエットに役立つフレーバーウォーターくらいでした。
あぁ、ドレスデザインもちょっとだけ出てきたか。
そしてバイトの治療院物語。
あ・・・ここで医療保険制度を伝授するんだっけ・・・
癒しの力を持っていた人も、癒しきれず助けられなかった人に付いて怒りを向けられ、癒しの力を失ってしまう、って話はさみしく残念だったな。
そんな人がいたって話だけで、そんな風に心折れないように頑張ろうね、って流れだからいいんだけど。
『古城ホテルへようこそ,2 〜私をさがさないで〜』
紅玉いづき 角川つばさ文庫
読始8/11 読了8/12
コメント・・・
ホテルを買い取り、金の力で女主人となった四人の少女。
今日もどんな人でも、人じゃないお客様でも、みんなお迎えいたします。
・・・
でも誘拐犯は勘弁な。
ってことで魔法使いたちが追放したピィを攫いに来た?
ピィはお師匠を死なせたことを責任に感じて無抵抗なんだが・・・
残された三人の反撃が始まる。
そしてフェノンの過去が問題になる短編がちょろり。
んー、各キャラの魅力は割りと出てると思う。
ただ、ホテルそのものの魅力は書かれていないかな。ぜひ泊まりたい、って思わせる魅力が無いなぁ。
書けてないのか書くのを忘れているのか。
『地球の切り札 2,先生に魔改造されました。』
鷹見一幸 角川スニーカー文庫
読始8/13 読了8/13
コメント・・・
前回、事故・・・もしくは事件によって怪我した防衛委員会のメンバーは吸血鬼的なカミラ先生の噛み付き治療によって回復を遂げた。
が、副作用で微超能力を手に入れてしまったのだ(サブタイトル回収)
健吾と細香のことも話し、全てを受け入れてしまった彼ら。
細香を狙って現れた宇宙人に対して団結して立ち向かう。
けど、まぁ、前回に引き続き、パロディパロディとでもいうすっとこどっこいなスチャラカ物語。
・・・
人気が無くて二巻終了だろうと思い込んでたけど、ただ単に図書館に続巻が置いてないだけのようだ。
まいったね(笑)
『ファンム・アレース,2 古き血の盟約』
香月日輪 YA!エンタテインメント
読始8/14 読了8/14
コメント・・・
最初の冒険を乗り越えて、魔法の契約抜きで二人旅をすることになった亡国のちびっ子王女ララとさすらいの傭兵バビロン。
通りかかった土地で出会ったのは妻を失いオカルト趣味に走った貴族のオヤジとさみしそうな娘。
父に愛されず、母と別れさせられ、さみしい思いを胸に持つララとしては見過ごしがたい案件であった。
早く先に進んで過去見の魔術を持つ魔女にララの呪いの元を見てもらいたいという気持ちがあったにしても。
『レイン,外伝 仄暗き廃坑の底で』
吉野匠 アルファポリス
読始8/15 読了8/15
コメント・・・
外伝?まぁ、中編が二話。
一つ目はレニとセノアを連れての魔獣退治。
本筋とは関係がないから外伝と言えば言えるのだろうが、本編の一部と言ってもそれはそれで問題無いというか。
メルキュールなるキャラが出てきたけど本編ではまだだったかな?
なんとなく聞いたような・・・と思ったのはチェインクロニクルのメルキオールのせいかな。
二本目はレインが吸血鬼の国の最強であり始祖でもあるシルヴィアと戦うために乗り込むという話。
こちらはヤングレインとでも言うべきストーリーか。
シルヴィアの方はもう大会に参加して城に住むようになったね。
なるほどそういうキャラでレインとのつながりはそういうものだったのだな、と。
まぁそんな感じ。ザックリいうといつも通り(笑)
『ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 外伝参,黄昏の竜騎士伝説編』
柳内たくみ アルファポリス
読始8/15 読了8/17
コメント・・・
炎竜に殺されたはずの父が生きている?という情報にテュカが落ち着かずにいたがアルヌスでの仕事も忙しいことだし捜索旅行に出るわけにも行かずモンモンとしていた。
しかし、友情パワーにより出かけるめどが立つ。
付き添いは、伊丹だ。
せっかくジゼルが機動力の高い飛竜を貸してくれたのに飛ぶのが怖い伊丹は・・・
精神安定の魔法をかけられて鉄面状態で飛ぶことになりました(爆)
しかし、向かった北の地では複雑な民族トラブルが起きていた。
なるべくかかわらない、逃げまくることで定評のある伊丹の行動やいかに。
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