1月前期

『掟上今日子の婚姻届』『侠飯2』『マルドゥック・アノニマス,2』
『村上海賊の娘,上巻』


『掟上今日子の婚姻届』
西尾維新 講談社


読始1/7 読了1/8

コメント・・・
今日子さんの講演会から始まり、厄介の面倒な事件に続いていくストーリー。
まぁ今回のやり取りの中では誰も死なないので平和と言えば言えよう。
昨日の今日子さん、今日の今日子さんと記憶がリセットされて性格がころころ変わる今日子さんが見所?




『侠飯2 ホット&スパイシー篇』
福澤徹三 文春文庫


読始1/9 読了1/10

コメント・・・
今度の柳刃さんはランチワゴンで商売だ。
お客は社長が代替わりしてブラックになった企業で自主退職プレッシャーをかけられる部署員。
前作の良太ポジションの冴えない社員順平は、同じように噛み付いたりしょぼくれたりしながら柳刃から色々な料理だとか対退職絡みの法律などについて学ぶ。
そして暑い夏をホットでスパイシーな料理でビリビリしながら過ごすことに。
まぁ、勉強になる本だね。




『マルドゥック・アノニマス,2』
冲方丁 ハヤカワ文庫JA


読始1/11 読了1/14

コメント・・・
何者かによって大量に生み出された能力付与者エンハンサー
彼ら同士で争うように仕向けるファンドマネージャー。
その中でも均一化イコライズという不思議な目的を持って戦いを続けるハンターなる男のチーム『クインテット』に潜み張り付き情報を収集し続ける煮え切らない卵ウフコック。
クインテットがマルドゥックシティで大暴れするのを、ただ見る。
メインに活躍するクインテットが五つの犯罪組織を壊滅させていくあたりはヒーローっぽく見えてしまう。
困ったものである。




『村上海賊の娘 上巻』
和田竜 新潮社


読始1/14 読了1/20

コメント・・・
ずいぶん前からスピリッツでマンガ化しているが、あえて原作で行こうとスルーしている。
さて、醜女醜女といわれている主人公のきょうであるが、当時の日本美人と違うタイプの顔だということで、現代的・・・当時基準で言えば南蛮人的美人と言うことで収まっているようだ。
海賊の娘で暴れん坊。
自分を美人だと思ってくれるかもしれない泉州へ旅立ち、信長と本願寺との戦争を目の当たりにする。
この時点ではまだ傍観者なので赤勝て白勝てとでも言いそうな雰囲気すらある。
うん。上巻ではこれといった活躍もせず、ただ騒いでいるだけ感のある主人公。
下巻では活躍するのか?
あ、序盤に「このはげ!」という文章がある。あの人はこの本を読んでそのセリフを使いたくなったのだろうか(笑)
そうそう、本願寺の説明の流れもあって一向宗についての説明もある。
一向一揆って歴史では良く聞くけど、一向宗ってどんな仏教なの?ってことになると意外と知らなかったんだ。
勉強になるな。





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