10月前期

『ファントム・レイヤー』『セルフ・クラフト・ワールド,2』『セルフ・クラフト・ワールド,3』
『ゴースト・フィルム』『キノの旅]』『学校の階段,8』



心霊科学捜査官,3 ファントムレイヤー』
柴田勝家 講談社タイガ


読始10/2 読了10/3

コメント・・・
女子高で起きようとしている?心霊問題。
スマホを通して霊を見つけるアプリゲーム。それとおまじない。
そこにはかつて自殺した女生徒の呪いがあるかもしれない。
というわけで霊をある程度化学分析できるようになった近未来の対霊警察官物語第三弾。
まぁ、いい感じに霊科学世界は作れてるんじゃないかな・・・




『セルフ・クラフト・ワールド,2』
芝村裕吏 ハヤカワ文庫JA


読始10/4 読了10/6

コメント・・・
リアルとゲームの世界が交互に書かれる。
今回はGENZ主人公ではなく、知り合いの・・・現首相の黒野総理が中心になる。
リアルの仕事が忙しくてゲームをプレイできないのだが。
それでもゲーム内から掬い上げる情報が現実世界で役に立つので政治家たちもセルフクラフトワールドを(プレイしていなくても)語るのが基本なのだ。
別作品の主人公である田中翼とやらも登場するので、またその作品にも手を出さないといかんのかなぁ。
ゲーム世界と現実世界のなんだか噛み合わない感はわかりやすく(笑)、何かが起きている/起きたのだろうと予想は出来るだろうが『何か』は予想をぶっ飛んでた。
芝村ワールドはきっついなー、と思いました。
そして今考えると、政治と戦争についても考えさせられたなぁ。
なかなか考えない視点というか。




『セルフ・クラフト・ワールド,3』
芝村裕吏 ハヤカワ文庫JA


読始10/7 読了10/8

コメント・・・
最終巻。
二巻でそれぞれの世界はそういうことになったのかぁ・・・と思い、そしてそこからどう続けるのさ?ってことになったんだけど。
うん、見事に繋がりまとまった。
なんとなくイキオイで2,3と続けて読んでしまったが、読んで良かった満足したという感想。
それにしてもこのシリーズのヒロインAIときたらどいつもこいつも・・・(笑)




『ゴースト・フィルム
〜古森先輩の、心霊動画でも撮りに行きませんか?〜
夏川鳴海 メディアワークス文庫


読始10/8 読了10/10

コメント・・・
大学受験に失敗してひきこもりコミュ症になったダメ人間伊佐屋古森は妹に尻を叩かれ金を稼げと言われるが困ってしまって、後輩の羽利田と相談の末、心霊動画を撮って動画サイトの広告収入を得ようと。
ユーチューバーを目指すことにしたわけだな。
主人公がダメダメなことと(でも自分のこと以外は冷静に判断対応できる)、各話の〆が「で?」って感じなので、まぁ、ザックリ言って物足りない。




『キノの旅] the Beautiful World』
時雨沢恵一 電撃文庫


読始10/11 読了10/12

コメント・・・
じつに、書く事が無い。
つまりいつも通りのショートショートで、不思議な国で出会ったブラックな体験をサラっと流す。
細かく書くとネタバレになるからこれ以外の書くことが無い、というわけだ。
他に競合作が無い?ので安泰なのかなぁ。
なにしろ口絵のちょっとした文章だけで一話書いちゃうとか、他に知らないもんよ。




『学校の階段8』
櫂末高彰 ファミ通文庫


読始10/14 読了10/17

コメント・・・
7巻を読んだのはずいぶんと昔だなぁ。
ながらく8巻が抜けていたのだが、図書館が再入荷したようだ。
主人公の神庭っちは生徒会長の仕事をしながら階段部対校戦に向けても頑張ってヘロヘロ。
だがその姿でまたどこかの女子に好意をもたれているような気がするぞ。
一方、対校の相手である波佐間はなにやら重たい過去を背負うか投げ捨てるかをこのレースに賭けていた。
いちいち巨乳とか乳がでかいとかいう表現を引き連れて登場する水戸野に心配されながら決戦の日を待つ。
それにしても・・・
数年ぶりに見るとこのキャラクターデザインはなんというか、みんなつぶれ饅頭みたいな顔だなぁ(笑)




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