11月後期

『ろくヱもん』『異世界でカフェを開店しました』
『異世界でカフェを開店しました,2』『異世界でカフェを開店しました,3』



大江戸もののけ拝みや控 ろくヱもん』
朝松健 徳間文庫


読始11/18 読了11/21

コメント・・・
うそうそのあとがきに畠中恵が妖怪+時代物のはしりだとか書かれていたが、朝松健だってその両方に造詣が深い作家であろう。
妖怪の原点を探すうちに歴史知識も身につけたのかね?なかなかメジャー入り出来ていない感があるのが残念だ。
しかしセリフ回りが砕けすぎ、悪く言えばふざけているので時代物にしっとり感を求める人からは喜ばれないだろう。
というわけでろくヱもん。
ドラえもんではないが、役に立たない同行者として猫神のちま又が出てくる。
ちま叉が守護していた少女のご先祖がかつて打ち破り封印した妖怪のびあがり。
ヤツが復活して子孫を狙っているのだ。
第六天魔王の眷属と嘯く彼の拝み屋としての力はいかほどのものか。




『異世界でカフェを開店しました』
甘沢林檎 レジーナブックス


読始11/25 読了11/27

コメント・・・
勤続二年目のOLは目が覚めたら異世界にいました。
車にはねられたり、雷に打たれたりしなくてよかったね。
わたわたして人家を探してさまよっていたら力尽き倒れて・・・子供が出来なくて悩んでいた貴族様に拾われました。
養子に入ってかわいがられて幸せにめでたしめでたし。
というにはあまりにもごはんがまずかった。
彼女、黒川理沙はこの世界に食事革命を起こし、いつか誰かが自分よりおいしい料理を作って食べさせてくれることを願ったのです。
まずはカフェで地球の味覚をこの国にばらまくのです。
という、平和でのんびりした話。




『異世界でカフェを開店しました,2』
甘沢林檎 レジーナブックス


読始11/27 読了11/29

コメント・・・
一巻だとわりと料理を細かく描写していたけど、それがなくなったかな。
食材名が異世界での名前というのも面倒かも。
ケールが鮭っぽい魚といわれても、どうしても野菜の方が頭に浮かんでしまいます。
今回はカフェから飛び出して王宮で国際会議用の料理を作ったり指導したりもするけど、やっぱりおおむね平和です。




『異世界でカフェを開店しました,3』
甘沢林檎 レジーナブックス


読始11/30 読了12/2

コメント・・・
料理のまずい世界においしいを持ち込んだリサ。
だがそれは大変な結果を招くことにもなったのだ・・・
というわけで、ウエストが増えて祭りの衣装が入らなくなったアンジーのためにダイエットの役に立つカロリー低めで腹を満足させる料理の研究に入るのであった。
そして祭りは祭りでフェリフォミア王国にはなかった屋台を生み出す。
自分の店と、王国料理学校の生徒3チームの店。
だがまだこのとき彼女は祭りの屋台が何を生み出すか理解していなかったのである。
まだまだうかつだね。




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