4月前期
『英国一家、日本を食べる』・『幽霊人命救助隊』・『デッドマンズショウ』
『機龍警察暗黒市場』・『死神うどんカフェ,2』
『英国一家、日本を食べる』
マイケル・ブース 寺西のぶ子:訳 亜紀書房
読始4/1 読了4/2
コメント・・・
数年前にアニメにもなった作品。
いや、海外への日本紹介アニメ的に作ったものが後に日本で流れた、だったかな。
ともかく、マイケルが妻と二人の幼児を連れて日本を北海道から沖縄まで三ヶ月の食レポをする物語。
ちょくちょくあるテレビ番組のように、外人の視点で見る新鮮な日本、ってヤツ?
一流料亭とかむしろ日本人の方が食べたことがないのが普通だ・・・
うらやましかったけど面白かった。
『幽霊人命救助隊』
高野和明 文藝春秋
読始4/3 読了4/5
コメント・・・
幽霊が人命を救助するのか、幽霊を成仏させるのが救命なのか、って思いながら手に取ったけど、前者だった。
自殺してこの世とあの世の境に置かれていた三人。そこに四人目がやってきて神様が現れた。
命を無駄遣いした君らは現世で100人の自殺を止めなさい、と。
現世に送られるも物理的な力を一切持たない幽霊な彼らは、自殺しそうな人探しゴーグルや人の精神にほんのり語りかけるメガホンなどを駆使して必死に自殺の妨害に努めるのだった。
いろんな理由による自殺。
いろんな状況における自殺対策。
自殺の後に残されるもの。
小説の形の自殺研究書、とでも言うか。
なんか最近雰囲気が危ないなぁという人に、あるいは周りの人に読ませておきたい本。
『デッドマンズショウ 心霊科学捜査官』
柴田勝家 講談社タイガ
読始4/6 読了4/7
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シリーズ二巻。
その監督の映画に出た人が殺される?
しかし心霊捜査によると怨素・・・殺された恨みの気配が残っておらず。
連続殺人なのか祟り事案なのか。
御陵らは事件を追うが。
容赦なく人が死ぬ残念な、もしくは残酷な展開ストーリー。
『機龍警察 暗黒市場』
月村了衛 早川書房
読始4/8 読了4/13
コメント・・・
相変わらず暗い。陰鬱で世界の闇を垂れ流す感じの展開なので読むのに時間がかかった。
機龍という新世代パワードスーツで犯罪者と渡り合う話なんだが。
それはオマケというか、主ではない。
今回は機龍乗りの三人目、ユーリ・オズノフ元ロシア警察官の過去語り。
一体どんな風に日本の警察に傭兵的に雇われることになったのか。
最も痩せた犬たちと呼ばれる一番腐っていない部署で働いていた彼の人生波乱万丈。
まぁ・・・重いなぁくらいしか言うことはないか。
そして犯人がかなり大きめだったこともあって警察内でのいがみ合いは控えめで済んだのがせめてもの、か。
外国人犯罪者がらみなので外務省とは食い違い気味だったけど。
『死神うどんカフェ1号店 二杯目』
石川宏千花 YA!エンタテインメント
読始4/14 読了4/14
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死神と知り合ってしまった希子。
いや、元死神にして現在はうどんカフェ店長をしている九嵐の店に通うようになる。
知り合いを死に巻き込みかけ、現在も肉体は意識不明、魂はうどんカフェでバイト中だが・・・そんな自分を許せず、楽しまない生活をしていたが。
奇抜におしゃれな先輩に話しかけられて、女子会話をほどほどに楽しむようになっていた。
ともかく、話の端々に現れる「言いたいこと」はわかるのだが、終盤とかなんだか急展開すぎて「言いたいこと」のためにストーリーをギュギュっと引っ張ってる感があるというか。
なんかこう、読書感的に「?」っ思ってしまう。
『レイン,10 最後の希望』
吉野匠 アルファポリス
読始4/15 読了4/16
コメント・・・
今回のメインは術で作られたほうの子供レイン。
大きいほうはザーマインの進行ルートを予想してレイファンに陣取るが、総大将になれるわけではないので大勢は変えられなかろうとあきらめ気味。
まぁ、レインももともと全てを救いたいとか考えて無さそうだしな。
協力的な仲間は積極的に守りたいが、程度にしか。
それでも戦うのはザーマインと魔人軍をほっておいたらサンクワールのためにならないと考えているからで。
さて、この先どうなることやら。
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