７月前期

『パンゲアの零兆遊戯』
上遠野公平　祥伝社

読始７／６　読了７／８

コメント・・・
ブギーでポップな世界の一端。
サーカム財団で開かれているジェンガのようなゲーム。
先を見通す能力で勝負する彼らのなかから勝利したものが絶好調ということで経済の先を予測、彼らはその情報をモトに金を動かす。
という設定はともかくとして、地味なパズルをしながらの心理戦と言う不思議な物語。
駄文と言えば言える、まぁ、そっち系の「いつもの」
ブギーポップではすでに死んだ・・・（どの巻で死んだかは全然覚えていない）みなもと雫を知る者たちがわちゃわちゃするのだ。

『来国俊　御刀番　左京之介（二）』
藤井邦夫　光文社文庫

読始７／９　読了７／１１

コメント・・・
駿河の国汐崎藩。
殿の御落胤を名乗る少年が現れる。証拠は来国俊の小太刀。
左京之介の判断は「刀は本物」である。
実際は中身も本物なのだが、少年の存在をめぐっていくつもの思惑が錯綜する。その全てが自分の都合であり少年のことは考えていない。
左京之介も汐崎藩のことを考えながら少年を守るが・・・
いまいち正義の足りないスカっとしない時代劇。

『グイン・サーガ，７５　大導師アグリッパ』
栗本薫　ハヤカワ文庫ＪＡ

読始７／１２　読了７／１６

コメント・・・
ヴァレリウスはイェライシャの力を借りてある程度の目的は果たした。
一方、ナリスの方はどうだろうか。
とにかく体が弱過ぎてどうなるものか心配である。
最近は知者と言う看板もイマイチ足りて無い気がするのだが、さて。
作者の贔屓が効いているはずのナリスの反撃チャンスを待て（笑）

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